![Amazon.co.jp: 別荘 (ロス・クラシコス) (ロス・クラシコス 1): ホセドノソ (著), Donoso,Jos´e (原名), 隆吉,寺尾 (翻訳): 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8296d7e824137de92a6d9dbecc40e812a8238fbc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41UYTocsUbL._SL500_.jpg)
素顔の孫文―国父になった大ぼら吹き [著]横山宏章 三民主義を掲げ、辛亥革命をリードした近代中国の国父孫文。日本の歴史の教科書にも威厳のある口ひげを蓄えて登場するこの偉人が、実は大言壮語ばかりする困った人物だったらしいというのは何かで読んだことはあったが、まさかこれほど際どい人物だとは思わなかった。 とにかく変わり身が早い。柔軟というよりむしろ無節操。状況によって提携相手を次々と変え、裏では借款との引き換えに革命後の租界割譲を密約するなど、裏切り者と言われても仕方がないことを平気でした。看板の三民主義も想像からはほど遠い。鼻につくほどの漢民族中心主義で、少数民族の自治を排し、人民を愚か者と決めつけ個人の自由を認めず、革命後の政体も軍部と行政府による独裁型を志向していたという。 自前の軍隊を持たず蜂起と敗走を繰り返し、流れ者のように日本に亡命を繰り返した姿を読むと、実務能力に乏しく周囲が見え
ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーザ 脇功、武谷なおみ訳 本体 5,400円 46判上製 ISBN 978-4-86182-487-6 発行 2014.7 【内容】 戦後イタリア文学にセンセーションを巻きおこしたシチリアの貴族作家、初の集大成! ストレーガ賞受賞長編『山猫』、傑作短編「セイレーン」、回想録「幼年時代の想い出」等に加え、著者が敬愛するスタンダールへのオマージュを収録。 「『山猫』は『婚約者』(マンゾーニ)以後に書かれた唯一のヨーロッパ的水準の歴史小説」――ルイ・アラゴン 「『山猫』は(……)二十世紀でもっとも偉大な小説のひとつで、イタリアでは例のない作品」――ジェルジュ・ルカーチ ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーザ(Giuseppe Tomasi di Lampedusa) 1896-1957。シチリア島パレルモで、両シチリア王国の副王を務めたこともある由緒ある
もしも地団駄というものが踏めるものであるのなら、この一冊を読みながら踏んでみたいと思う。 原題は『What Technology Wants』=テクノロジーの望むもの。テクノロジーの歩みを『種の起源』のように捉え直すという束ね方に独創性があり、これまでに見聞きしてきた様々な知識が一本の線でつながるようなダイナミズムに満ち溢れている内容だ。おかげで、本が本を呼ぶような深みにはまってしまい、関連書籍から逃れられなくなってしまったほか、一体、これまで自分はその手の本の何を読んでいたのだろうかとショックを受け、何もかもを一から学び直したい気持ちになった。 幅広いテクノロジーを網羅 一口にテクノロジーと言っても、本書で取り扱う対象は非常に幅広い。Facebook、Googleといった昨今のネット上のものから、電信・電話、言語や法律、石器、火の使用といった太古のものまで。日頃、その存在を意識しないほど
なぜ、科学の啓蒙はうまくいかないのか ダーウィンの「進化論」も、ドーキンスの「利己的な遺伝子」も、世に知られる理論だが、一般の理解には、ちょっと怪しいところがある。適者生存の進化論は弱肉強食の論理ではないし、「利己的な遺伝子」は人間の利己的な面を裏付ける理論ではない。生物学の根幹的な理論ですら、ほとんど誤解されたままで、一般に広まってしまっているのは、いったいなぜか? 大雑把で、都合のいい理解が得意な人間の「知覚」と、言葉による「コミュニケーション」の難しさに焦点をあてながら、科学めぐるディスコミュニケーションの現状を深く掘り下げていく。また、科学者の「捏造」や、よく理解していないメディアによる「歪曲」についても、詳しくみていく。 《目次》 『科学はなぜ誤解されるのか──わかりにくさの理由を探る』垂水雄二=著者 はじめに ◆第Ⅰ部 第一章 科学的コミュニケーションを損なう要因 〇一 科学者
この本の内容 音楽はなぜ、どのようにより豊かで多様なものへと変化したのか? 楽器や楽譜、音階や和音の発明など、作曲家である著者が、旧石器時代から現代に至る4万年の音楽史を一望する決定版! 著者 ハワード・グッドール (グッドール,h) イギリス・ケント州生まれ。オックスフォード大学クライスト・チャーチで音楽を学ぶ。エミー賞受賞歴のあるミュージカルや映画音楽、テレビスコアなどの作曲家。著書に『音楽史を変えた五つの発明』がある。 夏目 大 (ナツメ ダイ) 1966年大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。大手メーカーにSEとして勤務した後、翻訳家に。主な訳書にフリードマン『ヨーロッパ炎上 新・100年予測』、リンデン『脳はいいかげんにできている』ほか多数。 この本の感想をお寄せください 本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。 投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑
協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー) 作者: 大槻久出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/05/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (12件) を見る 本書は岩波科学ライブラリーシリーズの一冊で,利他行動を含む協力行動の進化にかかる解説書である.著者は若手数理生物学者の大槻久. 最初に自然界には協力行動があふれていることを豊富な実例を元に解説している.しかしその前に協力を定義する際の通貨が適応度であることをしっかり断っていて渋さが感じられる.協力の実例には,バクテリアが流されてしまわないためのぬめり(バイオフィルム),粘菌の柄になる細胞,アリのワーカー,オナガのヘルパー,血を吐き戻すチスイコウモリ,群れを作る動物のアラームコール,フードコール,菌根菌その他の他種生物間の相利共生などが紹介されている.まずは背後の原理にあまりこだわらずにひたすら並べて読
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