若者の労働相談を受けるNPO法人POSSE(ポッセ)と代表理事の今野晴貴さん、東大院の本田由紀教授は16日、名誉を傷つけられる内容のメールが送られていたことを明らかにした。この事件で警視庁は6月26日、名誉毀損(きそん)の疑いで横浜市の30代の男を書類送検した。 今野さんらによると、男は2013年5月、実在するコンサルタントを名乗り「今野晴貴 新左翼カルト POSSEに注意!」「カルトの広告塔・本田由紀教授」などと記したメールを東大教授ら52人に送信するなどポッセと2人の名誉を毀損した疑いがある。 こうしたメールは今野さんの講演を主催した団体やテレビの共演者にも送られたほか、同様の「まとめサイト」も開設され、今野さんが不信感を抱かれたり、学会への加入を拒否されたりしたという。このため昨年10月、今野さんらが警視庁に告訴していた。 16日の会見で今野さんは「ポ… この記事は有料会員記事です。