政府提出の教育基本法改正案を「本音」に書き換えるという「遊び」。 例えば、第二条(教育の目的)の「建前バージョン」は、 第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。 一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。 二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。 三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。 四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。 五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他
速水融,2002,「歴史人口学を通じてみた江戸時代」, 大日方純夫編『日本家族史論集2 家族史の展望』吉川弘文館. 近世における人口論の試論。感動した。論文を読んで感動したのはほんとに久しぶり。 社会学者は脱常識は社会学の特権だと考えがちだが、近世史における脱常識のポテンシャルは社会学のそれを大きく上回っているのではないだろか。社会学の脱常識についてよく知っていて慣れてしまっているだけなのかもしれないが、そう思ってしまう。 この論文の初所収は1976年の『徳川林政史研究所研究紀要』。内容は、飛騨高山での宗門帳が扱われている。 農村生活者のうち男4割、女5割は1年以上都会で生活しており、その多くは10年以上都会で生活しているということである。また、季間的な都会滞在だとその数は6〜7割に達するという。江戸時代というと、村で生まれた者は一生農業をして村で死んでいくというイメージだが、このイメージ
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