昨今、国の中枢からしきりに叫ばれるようになった「輝く女性」。あたかも男性は既に押し並べて輝いていて、女性もちょっとはそれに追いついてくださいよ、と鼻で笑っているように思えてしまうのは、このフレーズを使い始めた昨年5月の会合名が「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」だったからだ。「2020年までに指導的な地位に占める女性の割合を30%にする」という安倍政権の成長戦略だが、世の潮流を感知してひとまず提示してみました、という印象をまだまだ拭えない。 男と女のあり方について議論されるとき、有象無象の意見が飛び交うネットの世界は確かに乱雑で暴力的だが、そのかわり、識者(と呼ばれる人)が放ったあまりにも無責任で狼藉たる戯言についてはしっかりと抽出される傾向にある。その一方で雑誌は、限られた性別・世代の「サロン」の役割を強めるようになった。曽野綾子の「出産したら(女性は会社を)お辞めなさい」は「週
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