選挙当選後からマスコミへの露出を控え、沈黙を守っていたワタミグループ創業者の渡邉美樹氏。ブラック企業批判の矢面に立つ経営者は、何を目指し、政治の世界に転身したのか。ジャーナリスト田原総一朗氏とエコノミスト吉崎達彦氏が、本音に迫る。 【田原】1つ聞きたい。渡邉さんは「ありがとう」を集めると言っている(*)のに、むしろマスコミでコテンパンに叩かれている。どうして? 【渡邉】マスコミのある方に「なぜ叩くのか」と聞いたら、答えは簡単、「売れるから」でした。 【田原】でもワタミはブラック企業大賞(編集部注:ジャーナリストらで組織したブラック企業大賞企画委員会が認定する賞。同社は今年、「大賞」に選定された)まで受賞して、渡邉さんはブラック企業の代表ということになっている。評判が悪いことはたしかです。 【渡邉】評判を悪くしたい人がいるからでしょう。たとえばある政党は、自民党の1つのターゲットとして僕を選
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