切手というモノを、ちょっと違った角度から眺めてみると、あなたの知的好奇心をくすぐる新たな発見がイロイロあるのです。そんな切手の面白さを綴っていこうと思っています。 今日は10月30日。1945年の終戦までは『教育ニ關スル勅語(教育勅語)』が発布された日として、全国の学校で勅語の奉読が行われていた日です。というわけで、こんな1枚を持ってきてみました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1940年10月25日に発行された「教育勅語煥発50年」の記念切手の1枚で、『教育勅語』の中心的な徳目である「忠孝」の文字が大きく取り上げられています。ちなみに、勅語には「我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ」というフレーズがあります。 文字を図案の中心に据えるのならば、勅語の文章やフレーズをそのまま、切手上に取り上げてもよさそうなものなのですが、そのようになっていないのは、やはり、昭和10年代のヒステリックな時代思
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