「SAPIО」最新号の巻頭で、大江健三郎が『沖縄ノート』の中で使った「罪の巨塊」という言葉を、「罪の巨魁」と誤読し、保守論壇に「罪の巨魁」という言葉を流布させ定着させた「誤字・誤読」事件の元凶である作家の曽野綾子が、自らの犯した「誤字・誤読」問題を黙殺し放置したままで、なんと、麻生総理の語尾を延ばす言葉遣いと喋り方を、つまり日本語の使い方を批判し、麻生総理も、戦後のいい加減な日本語教育を受けた世代だろう、だから自民党は駄目なのだ、と言わんばかりに、そして、いかにも日本語を大事にする作家らしく(笑)、厳しく「日本語の乱れ」を指摘し、説教している。ひたすら自民党を擁護し、返す刀で民主党やその他の野党、あるいは一般大衆を、「甘ったれるな」「アフリカの飢えた子供たちを見よ」「総理大臣の批判は誰にでも出来る」などと、わけのわからない論理で批判・罵倒してきた保守派論客の曽野綾子が、ついに自民党の解体の