民間から公募で採用された大阪府商工労働部の笠原哲(さとし)部長(64)が女性職員にセクハラ行為を行ったとして減給6カ月(10分の1)の懲戒処分を受けた問題で、大阪府は4日、笠原氏が部下の20代の女性職員に対し、飲食店内でマッサージや食べ回しなどのセクハラ行為を強要していたと発表した。 府人事課によると、笠原氏は昨年11月~今年11月、女性職員を繰り返し食事に誘い、計9回にわたって2人で食事。このうち5回は休日だった。 また、今年7月には女性職員が食べていた天ぷらそばを取って、つまみ食いした後、再び女性に食べるよう強要。11月には飲食店で隣に座っていた女性職員に対し、背中から腰にかけて「マッサージ」を行った。 このほか3月には突然、女性職員宅を訪れ、掃除機やミキサーなどを贈るなどの不適切な行為も行った。 一連の行為は女性職員の告発で11月7日に発覚。笠原氏は同月25日以降、体調不良を理由に休