電力会社や関連団体の1年間の広告宣伝費は総額で約800億円だと言われる。では、どうした媒体に多く出稿されているのか、別冊宝島「日本を脅かす! 原発の深い闇」の独自集計によると、雑誌では1位は意外なことに「ソトコト」で、新聞は予想どおり1位は読売新聞だった。 オピニオン雑誌など27誌が調査対象で、期間は10年3月11日付~11年3月11日付、電力会社と原発推進団体の全面広告を数えている。 月刊誌「ソトコト」はロハスなライフスタイルを提案する雑誌で、一件すると電力会社とはイメージとして似つかわしくないように思える。しかし、社団法人「ロハスクラブ」なる出稿元が存在し、この中の会員に東京電力が入っているのだ。 過去には「尾瀬と東京電力」というようなタイアップなどを掲載している。ページ数にして計75とダントツ(下図参照)だ。 また、2位「WiLL」ほか、「文藝春秋」「WEDGE」「中央公論」「Voi