年越しを『暴力批判論』を読んで過ごすというなんだか最悪の始まり方をしてしまった2009年ではあるが、そのとき以来、ずっと「暴力」と「正義」の問題について考えていた。それは派遣村とか、派遣切りとか、極端な経済的暴力によって死に直面する人がテロを行使することは許されるのか、正義なのか、(国家がやる恐怖政治=すっごく働いて正社員にならないと派遣切りとかさせるぞ的恐怖政治だって、原義のテロルである)そんなことを考えていた。 先日のエクス・ポ・ナイトの東浩紀×萱野稔人×鈴木健介の鼎談、および、最近の東さんの授業(id:nitar)を受けていてずっと考えていたのだが、結論が出なかった。ループしている。岩波思想のフロンティアシリーズの『正義』『暴力』『自由』などを買ってきたが、それでもぜんぜん結論が出ない。昨日、ライトテロル論の松平耕一さん(http://literaryspace.blog101.fc