ロシアのラブロフ外相はプーチン大統領が国連総会に出席するため、来月アメリカを訪問し、オバマ大統領と首脳会談を行う可能性があるとの見方を示し、会談が実現し、ウクライナ情勢をきっかけに悪化した米ロ関係の改善のきっかけとなるのか注目されます。 そのうえで、ラブロフ外相は「アメリカ側からロシアとの接触を維持したいというシグナルが送られてきている。提案があれば、プーチン大統領は建設的に検討する」と述べ、訪米中にオバマ大統領と会談する可能性があるとの見方を示しました。 アメリカとロシアの関係は去年、ロシアがクリミア半島を併合したことをきっかけに悪化し、双方が制裁を発動し合うなど冷戦後、最悪の状況になっています。 プーチン大統領とオバマ大統領は去年11月に中国で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の場で短時間接触したのを最後に、直接会談を行っていません。このため、来月、首脳会談が実現し、