先月から通信が途絶えている日本の天体観測衛星「ひとみ」で、2つの太陽電池パネルがいずれも衛星本体から分離しているとみられることが分かりました。JAXA=宇宙航空研究開発機構は、復旧の見込みはないと判断し、「ひとみ」の運用を断念することを正式に発表しました。 この問題で、JAXAは28日午後3時から記者会見を開き、これまでの解析の結果、2つの太陽電池パネルがいずれも衛星本体から分離しているとみられることが分かったことを明らかにしました。そのうえで、JAXAは、太陽電池パネルがなければ「ひとみ」の電力は回復しないことから、復旧の見込みはないと判断し、「ひとみ」の運用を断念することを正式に発表しました。 今回のトラブルの原因について、JAXAは、「ひとみ」に組み込んだプログラムのミスと、地上の担当者が送ったデータの誤りが重なったことで、「ひとみ」が異常な回転を始めてしまったとみられるとしたうえで
米航空宇宙局(NASA)は7月15日午前(日本時間)、探査機「ニューホライズンズ」からの信号が届き、最接近に成功したことを確認したと発表した。 ニューホライズンズは14日午後8時49分(日本時間)に冥王星に最接近した。プロジェクトマネジャーのグレン・ファウンテン氏は「地球から約49億キロ離れた冥王星にたどり着くことは、ニューヨークからロサンゼルスまでの距離でゴルフのホールインワンを出すようなものだ」と語っていた。 ニューホライズンズが最接近で得た観測データは、約8Gバイトのフラッシュメモリに蓄積される。ただし冥王星接近時の通信速度は平均で2000bps程度。全データの送信が完了するのは来年後半になる予定だ。
(CNN) 地球が存在できたのは、木星がスーパーアースと呼ばれる巨大惑星を太陽に追いやり、宇宙の「地ならし」をしてくれたおかげだった可能性がある――。米カリフォルニア工科大学などの研究者がこのほど、米科学アカデミー紀要にそんな説を発表した。 それによると、太陽系にはかつて、地球よりも大きな惑星から成るスーパーアース群が存在していた可能性がある。しかし太陽系初期に木星が太陽に近付いたり遠ざかったりした大移動の過程で、ブルドーザーのようにそうしたスーパーアースをなぎ払い、太陽の方へ押しやったとされる。 これまでの観測で、惑星を持つ太陽に似た恒星では、地球よりはるかに大きな惑星が恒星の近く(太陽系における金星軌道よりも内側)を公転しているのが一般的だと分かっている。だが、太陽系にはそのような惑星が存在せず、原因が謎とされていた。 カリフォルニア工科大のコンスタンティン・バティジン助教らは、太陽系
【AFP=時事】2012年に地球のそばをかすめた強力な太陽風は、地球を直撃していれば「現代文明を18世紀に後退させる」ほどの威力があるものだったと、米航空宇宙局(NASA)が23日、発表した。 【図解】太陽フレアとは NASAによると、2012年7月23日に地球の軌道上を駆け抜けた太陽風は、過去150年間で最も強力なものだった。しかし、何が起きているかを理解している人はほとんどいなかったという。 「もしも、(この太陽風の)発生がほんの1週間前にずれていたら、地球は集中砲火を浴びていただろう」と、米コロラド大学(University of Colorado)大気宇宙物理学研究所(Laboratory for Atmospheric and Space Physics、LASP)のダニエル・ベーカー(Daniel Baker)教授は語る。 代わりに、太陽風は「そのような事象を測定するため
脱ウクライナ依存成るか――ロシア宇宙局(ロスコスモス)が、ロシア国内のプレセツク宇宙基地からの次世代基幹ロケット「アンガラ」初号機打ち上げに挑んでいる。当初予定では6月27日に打ち上げるはずだったが、打ち上げ直前に大きなトラブル(詳細は非公開)が発生。機体は整備棟に戻り、打ち上げは無期限延期となった。 アンガラは現行の「プロトン」に代わる新世代の衛星打ち上げ用ロケット。モジュール構成を採用し、中核となる第1段やブースター、2段から上の上段を柔軟に組み替えることで、地球低軌道に2トン~40.5トンまでの幅広い打ち上げ需要に対応する能力を持つ。 アンガラの開発はロシアにとって、旧ソ連時代の遺産を一掃するという大きな意味がある。1991年にソ連が崩壊した時、ソ連航空宇宙産業の一部はウクライナに分割された。しかし、ロシアはその後も旧ソ連時代に開発されたハードウエアを使い続けたため、ウクライナ製の部
2014年5月8日 6時0分 by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 6500万年前に落ちた隕石の奇跡について紹介されている もし、巨大隕石の落下が1時間ずれていたら、今も恐竜が地球を支配していたという 隕石がユカタン半島に落ちたことが、人類ができた要因の1つだと筆者は語る 世界的な地球物理学者である松井孝典(たかふみ)教授たちの研究グループが先月、科学誌(*1)に発表した論文が、国内外で大きな話題となっている。地球史における大きな謎とされてきた出来事(後述)を、完全に解明したのである。 一連の“小保方騒動”で日本の科学の信頼性が揺らいだと憂いてる人もいるが、そんな心配をしても時間の無駄。松井教授ご本人に、彼らの最新研究の何がスゴイのかを聞いてみた。 今から言っておくけど、この後、松井教授が語る話は、「ほんとにそんなことってあるの???」と叫びたくなるようなものばかりだ。 (*1)
地球上の雨を観測する人工衛星などを載せたH2Aロケットの23号機は、28日午前3時半すぎ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 衛星は予定通り、地球を回る軌道に投入され、打ち上げは成功しました。 H2Aロケット23号機は、打ち上げの5秒前に1段目のエンジンが点火され、午前3時37分、ごう音とともに種子島宇宙センターの発射台を離れました。 補助ロケットや1段目を切り離して上昇を続け、高度400キロ付近で地球を回る予定の軌道に衛星を投入し、打ち上げは成功しました。 H2Aの打ち上げ成功は17回連続で、成功率は95.7パーセントとなりました。 今回、打ち上げられたのは日本とアメリカが共同で開発した地球上の雨を観測する人工衛星です。 この衛星は日本が開発したレーダーによって、地球上に降る雨や雪を詳しく観測するもので、台風の進路予測など、天気予報の精度向上に役立つことが期待されていま
11月7日午後1時14分(日本時間、以下同じ)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士が乗る宇宙船「ソユーズTMA」が、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。打ち上げは成功し、ソユーズは同日午後7時27分に、高度400キロメートルの軌道を回る国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング。若田飛行士は午後9時44分にハッチを開いてソユーズからISSへと移動し、来年5月までの6カ月の長期滞在を開始した。 若田飛行士は来年3月からの2カ月間、ISSの船長(Commander)を務める。船長は、乗組員がISSで行う全作業を管理すると同時に、緊急事態などにおける意思決定の責任を持つ。 一見華々しく見える日本の有人宇宙活動だが、その前途は必ずしも明るいものではない。日本の宇宙政策を担当する内閣府・宇宙戦略室は、ISSを通じた日本の有人宇宙活動について予算削減の方針をかなり強
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 冒頭6分38秒 宇宙考証の解説 平成24年11月23日 初版 平成24年11月26日 第1.1版 文章と数値を修正 平成24年12月 6日 第1.2版 文章と図の修正と「ヒルの方程式」に追記 平成25年 4月24日 第Ω版 「今後の課題」に追記.これにて最終版とする. 平成26年 9月 5日 第Ω-β版 「Q」地上波初放送に向けて語弊のある記述に補足 1.はじめに このサイトは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の冒頭6分38秒について,幾つかのシーンがどのような物理法則に基づいているのか,それが実際に成り立つのかどうか,と言うことを,実際の宇宙工学の立場から考察を行うものです. このサイト及び内容は,本サイトの筆者の独断によるものとなっています. 従って,実際の設定とは異なる可能性があることと,本サイトに記載されている全ての事項についての文責は本サイトの著者にあ
とてつもない宇宙 ---宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か? 作者: ブライアンゲンスラー,松浦俊輔出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/11/09メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 672回この商品を含むブログ (2件) を見る いやあ、ぼくが書評を書くまでもなく、ネットですでに見事な書評があるので以下に引用。 ヤバイ。宇宙ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。 宇宙ヤバイ。 まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。 広いとかっても 「東京ドーム20個ぶんくらい?」 とか、もう、そういうレベルじゃない。 何しろ無限。スゲェ!なんか単位とか無いの。何坪とか何ヘクタールとかを超越してる。無限だし超広い。 しかも膨張してるらしい。ヤバイよ、膨張だよ。 だって普通は地球とか膨張しないじゃん。だって自分の部屋の廊下がだんだん伸びてったら困るじゃん。トイレとか超遠い
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