重い食中毒などを防ぐため、厚生労働省は、3年前に提供が禁止された牛の生レバーに続き、豚の生レバーについても来月中旬から飲食店などでの提供を禁止することを決めました。 豚の生レバーを巡っては、内部から、最悪の場合、死亡することもあるE型肝炎ウイルスの検出が報告されているほか、表面にサルモネラ菌などの細菌が付着し、食中毒を引き起こすおそれがあると指摘されています。 厚生労働省は飲食店などに対し、豚の生レバーを提供しないよう指導していますが法的な拘束力はなく、3年前に牛の生レバーの提供が禁止されたあとは、代わりに規制の対象になっていない豚の生レバーを提供する飲食店が相次いでいました。 来月中旬からは法律に基づく規格基準の改正で豚の生レバーの提供が禁止されますが、飲食店などは豚のレバーを提供する際は中心部を63度で30分以上加熱することが義務づけられ、違反した場合は2年以下の懲役または200万円以