タグ

ブックマーク / yasuyuki-iida.hatenablog.com (34)

  • 高所得者に2.5倍お得な軽減税率! - こら!たまには研究しろ!!

    とても想定内とは言えない消費動向,かなり不安な機械受注統計にもかかわらず,なぜか来年10月からの消費税再増税の議論が進んでいるわけですが…….そのなかで何よりもマズい課税方式!軽減税率が現実味を帯びてきました. 一般消費税の利点は,全ての財に等しくかけられていること.その大きな利点をわざわざ損なうようなまねをなぜするのか全く意味が分かりません.複数税率はインセンティブを歪めるため,効率的ではないという点に異論のある経済学者はいないでしょう.増税の是非はともかくとして,軽減税率には全経済学徒は他の論点の相違を超えて団結して反対していく必要がある. 税制の効率を損なってまで軽減税率の導入を目指す……その際の理屈が「低所得者対策として必要」というものです.しかし, その嘘ホント!? 日はあまりエンゲルの法則(高所得者ほど支出に占める費の割合が下がっていく傾向)の成り立ちが良くない国です.低所

    高所得者に2.5倍お得な軽減税率! - こら!たまには研究しろ!!
    ko_chan
    ko_chan 2014/07/11
    国民負担の逆進性をやわらげるというなら、日本では消費税よりも社会保険料がはるかに優先されるべき。要するに本音はそこにはないということ。
  • 信認の妖精と財政政策有効論ってどう同居させれば良いのだろう? - こら!たまには研究しろ!!

    今朝(12/4)の『日経済新聞』の「経済教室」は池尾和人氏.僕は内需主導の成長をもたらしている大きな理由は金融政策とそれによるインフレ期待の醸成だと考えているし,金融機関の貸出が増えていないという指摘はそうかなぁと思ったり(→たとえば「10月の銀行貸出残高2.3%増」(日経済新聞2013/11/11)など),貸出の伸びは時期的には遅行するしと思ったりもするんだけど,そういう現状認識・評価の話じゃなくて,理論的にわからないところがでてきてしまったので,質問的なエントリ*1. 今年の高い経済成長について,池尾氏の評価は, 公共投資の執行が格化していることが、景気の拡大をもたらしている。要するに、アベノミクスの3の矢のうちで、第2の「機動的な財政出動」がもっぱら効いているというのが、実際のところ(from 『日経済新聞』,「経済教室」,2013/12/4朝刊) とのこと.7-9月の0.

    信認の妖精と財政政策有効論ってどう同居させれば良いのだろう? - こら!たまには研究しろ!!
  • 2013-11-30 - こら!たまには研究しろ!!:[economics]福島第一原発観光地化計画の経済的側面(は無視しろな話)

    私は街おこしの専門家でも,都市計画の専門家でも何でも無いので,ここに首を突っ込むのは辞めておこうと思ったんだけどなんか書きたくなっちゃったので感想メモ.議論のきっかけになった『福島第一原発観光地化計画』は凄くビジュアルが綺麗だし,役に立つ情報も多い.このを読んで,ひとまず福島第一を見に行ってみようという動きが高まるのは凄く望ましいコトだと思う. 福島第一原発観光地化計画 思想地図β vol.4-2 作者: 東浩紀,開沼博,津田大介,速水健朗,藤村龍至,清水亮,梅沢和木,井出明,猪瀬直樹,堀江貴文,八谷和彦,八束はじめ,久田将義,駒崎弘樹,五十嵐太郎,渡邉英徳,石崎芳行,上田洋子出版社/メーカー: ゲンロン発売日: 2013/11/15メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (26件) を見る でもね.箱物を建てることを計画の中心にするのは,特にあたかも経済的な合理性があ

    2013-11-30 - こら!たまには研究しろ!!:[economics]福島第一原発観光地化計画の経済的側面(は無視しろな話)
  • 新刊発売!タイトルは『夜の経済学』とかいろいろ♪ - 2013-09-25 - こら!たまには研究しろ!!

    荻上チキとの共著『夜の経済学』いよいよ発売 夜の経済学 作者: 飯田泰之,荻上チキ出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2013/09/26メディア: 単行この商品を含むブログ (16件) を見る 大変お待たせしました.書く書く詐欺でおなじみの『夜の経済学』ようやく発売です.書の構想は2年くらい前からあったのですが...実は『彼女たちの売春  社会からの斥力、出会い系の引力』(荻上チキ,扶桑社)と同時刊行予定だったりしたのですが...飯田がふがいなさ過ぎてここまで発売が遅れましたこと,チキ君と担当のY嬢に心からお詫び申し上げますmm 『週刊SPA!』の自称人気連載「週刊チキーーダ」で続けてきた,「夜の経済学」シリーズですが,雑誌2頁だけではどうしても伝えきれないことがあるわけです. 足かけ4回にわたるワリキリ1000人調査,100人以上への聞き取りを繰り返した売春婦調査,大手風俗サイトと

    新刊発売!タイトルは『夜の経済学』とかいろいろ♪ - 2013-09-25 - こら!たまには研究しろ!!
  • 読書短評(2) - こら!たまには研究しろ!!

    せめて隔週,ゆくゆくは週刊にしたいなぁの読書短評です.低評価のはそもそも紹介しない方針*1なので,何も書けない週とかもありそうだけど。。。とか思ってたら今週は豊作すぎてどれを紹介するか迷ったので……とりあえず二冊+α. 全国民必読の書 そして日経済が世界の希望になる (PHP新書) 作者: ポール・クルーグマン,山形浩生,大野和基出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2013/09/14メディア: 新書この商品を含むブログ (23件) を見る これを読まずに何を読む?という.結論も根拠も説明方針も明確.クルーグマンが最先端の経済理論を知り,知ってるだけじゃなく自身なりの根拠をもってそれを批判的に評価しながら,現実の経済を語っていることに異論を挟むことはできない.このにどういう風にアンチな人が反論するのか楽しみな一冊. ■アンチの反応予想 ◎ クルーグマンは昔は凄かったが,今では

  • 追記:消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう - こら!たまには研究しろ!!

    とはいえ,参院選後に財務省はこう動く(『週刊現代』,高橋洋一)が指摘するように,消費増税はもう動かしがたいという考え方が強い. とすると,安倍政権の高支持率も来年春までということになるだろう.消費増税で冷え込んだ景気は「アベノミクスの失敗」として喧伝され,支持率は急落する(現時点で経済政策の成功だけが高支持率を支えていると言ってよい状態なのだから).消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう. 現時点でさえ安倍首相の党内基盤は強いとは言えない.このような状態で,安倍政権が実効性ある長期政権でありつづけることはない.そして,安倍首相に代わる首相・自民党総裁が現在の安倍首相以上の支持を集めるとは思われない…… ……と考えると,意外と野党の将来は明るいかも? P.S. あまりにも久々で,はてな記法もblogっぽい文章の書き方も忘れてたorz たまにはblo

    追記:消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう - こら!たまには研究しろ!!
    ko_chan
    ko_chan 2013/07/30
    安倍さんが増税先送り法案をぶち上たら政治力失う。党内基盤も「景気がよくなりそうな空気」による国民の微温的支持を下敷きにした消費税期待派&公共事業期待派&法人税(ry&規制緩和(ry&それぞれの同床異夢。
  • 消費増税と長期金利 - こら!たまには研究しろ!!

    twitter用に書いたんだけど,長いし,なんか最近全然blog更新してないし,たまにはこっちに書いてみよう. 消費増税を3%で断行か,引き上げ幅を細かく刻むか,先送りかがいよいよ当面の経済政策の分水嶺になっている.以前から書いているように,今回の話題とはちょっと別の観点から僕は刻む派だ. ■「消費増税複数案を検証 首相が上げ幅見極め指示 脱デフレ重視 」日経7/27,有料ですが第一報に敬意 ■消費税小刻み増税の経済的影響、政府が検証する可能性」ロイター7/28,いつもの調子 消費増税を先送りにすると追加措置なしなら長期金利は上がるよ.断行すれば...まぁ多少は下がるかも(現時点で低すぎて低下余地に乏しいが).でもそれは増税が必要だという議論には全然つながらないんだ.長期金利と短期金利の関係を考えなきゃ. 不確実性・手数料なしなら今後5年間短期金利が0なら5年モノの金利は0になる(もちろん

    消費増税と長期金利 - こら!たまには研究しろ!!
  • 2013-02-27 [economics]2/27日朝日新聞朝刊での斉藤誠氏のインタビューについて - こら!たまには研究しろ!!

    2/27日朝日新聞朝刊に一橋大学の斉藤誠氏のインタビューが掲載されています.長期経済停滞・世界同時不況における経済学の役割についてが主題.インタビュアー(原真人氏)の「ノーベル経済学賞でも、危機に真っ向から挑む受賞者は出てこない」や斉藤誠氏による現在の円安は経済政策の効果ではないという主張など,個別に反論したいところもありますが,これは賛否両論ある事でしょう. そういった経済学的な論点はさておき,非常に問題のある主張が行われています. (原真人氏)一方で安倍首相のブレーン、浜田宏一エール大名誉教授のようにリフレ政策を強く主張する学者もいます。誰が正しいのか、経済学で決着をつけられないのでしょうか。 (斉藤誠氏) 「経済学は、成長には構造改革が必要だとか、財政規律は維持すべきだといった『長期』のことはかなり明確に言えます。だが政府・政党が毎年決める個別の経済政策のような『短期』のことはさじ加

    2013-02-27 [economics]2/27日朝日新聞朝刊での斉藤誠氏のインタビューについて - こら!たまには研究しろ!!
  • 説明させてね - こら!たまには研究しろ!!

    もうご存じの方もあるかもしれませんが,今あまりの祭りっぷりに困惑しています.先週のニコ生の番組内で,僕が「とある番組に発言を強要された」と発言したことになっているのですが,そんな事は言ってません! これまでに僕が出演した番組での私の発言を追っていただければわかると思う(結構ネットに落ちてます)のですが,自由に発言していることがわかると思います.さらに困ったことに,ニコ生の直前に出演したレギュラー番組に出演した番組が僕の発言を制約したとして疑われているようで困っています. これら番組は(ともすると専門的になってしまうため避けられる)金融政策の説明を回避せずに時間をとってくれたという意味でものすごくありがたいです.少し前までこんな風に金融政策が取り上げられることすらありませんでした.内容面完全スルーや後述ような極論に触れるのみのメディアのなんと多いことか思い出してください.そもそも,ハイパーイ

    説明させてね - こら!たまには研究しろ!!
  • マンデル・フレミング効果ではないかもしれない│こら!たまには研究しろ!!

    消費税増税がほぼ既定路線となったことで,それを財源とした財政出動に向かいつつある今日この頃.あれ?社会保障とか財政再建のための増税なのに公共事業に使っちゃったら意味ないんじゃないの?というそもそもの疑問はさておくとして,公共事業による財政出動の景気への影響は90年代以降低下していることが指摘されています*1. かつてはそれなりに効いていたとおぼしき財政政策の効果が低下したのはなぜか.経済学者だと乗数低下と聞くと中立命題かマンデル・フレミング効果が思いつくわけです.しかしながら,中立命題は……日ではその成立要件である「合理的な消費者」の割合が低下しているという報告が多く,どうも乗れない*2. すると,乗数低下の要因はマンデル・フレミング(MF)効果,つまりは財政支出による為替レート変動の影響である・・・といいたくなる.そして乗数低下の原因がMF効果だとしたら,十分な金融緩和と組み合わせるこ

    マンデル・フレミング効果ではないかもしれない│こら!たまには研究しろ!!
  • やっぱり先進国の人口成長率と物価上昇はあんまり関係ないみたいです - こら!たまには研究しろ!!

    先進国の人口成長率と物価上昇はあんまり関係ないみたいですの続編です.前回の記事をうけて,twitter等でいくつかコメントをうけたのですが,前回の散布図で「人口成長と物価上昇の統計的関係を否定した」なんて大それた事を言っているわけではないのでご注意を.それをうけてのいくつかのコメント. 単純な散布図で両者の関係が希薄だということがわかると,「仮に人口が物価に影響している」としても*1,その他の要因の方が影響大きいみたいだとわかる. 人口ではなく労働年齢人口を使うべきと言う意見はよくわからない.むしろただ消費するだけの従属年齢人口の方が物価にとって重要な気がするんだけど……. ついでに小データで「労働年齢人口とだと正相関があるのに,人口一般だと消えちゃう」ってことは,やはり「あんま関係ない」がひとまずの結論なんじゃないかなぁ 現在の人口成長ではなく,将来の人口成長が重要という見解があるけど,

    やっぱり先進国の人口成長率と物価上昇はあんまり関係ないみたいです - こら!たまには研究しろ!!
    ko_chan
    ko_chan 2012/06/06
    「むしろただ消費するだけの従属年齢人口の方が物価にとって重要」
  • 先進国の人口成長率と物価上昇はあんまり関係ないみたいです - 2012-05-30 - こら!たまには研究しろ!!

    白川日銀総裁:日の人口動態の変化が成長率に影響 によると,日銀行の白川総裁が, 「2000年代の10年間について先進24カ国の人口増加率とインフレ率を比較すると、両者の間に正の相関が観察されるようになっている」 と発言したとのこと. 目から鱗の発言だったのでデータを見てみた…….もっとも単年の人口成長率がインフレ率を決めるという話ではないだろう.それでは,リーマンショックの影響が大きかった(のでインフレ率が下ぶれした)国がたまたま西欧・日で,西欧・日では人口成長率が以前から低いという見せかけ上の相関を拾ってしまう.そんな馬鹿な解釈を総裁がするわけがないので,この言及はあくまで趨勢的なものだと解釈する. そこでIMF定義のAdvanced economiesに関して,2000年代(2000-2009)の10年間の人口増加と同じく2000年代累計の物価上昇率をプロットしてみよう. 出典

    先進国の人口成長率と物価上昇はあんまり関係ないみたいです - 2012-05-30 - こら!たまには研究しろ!!
  • 某誌没原稿「雇用における構造問題」 - こら!たまには研究しろ!!

    自分が面白いと思った原稿に限って根的な修正を求められるもの.今回もそんなかんじ.通り一遍のことを書く方が楽なんだけど,ちょっと思いついちゃったので遊んでみたらやっぱ没だったのでそのまま転載.お題は「最近の雇用情勢とその解決策」について……まぁ雇用の話じゃなくて「いろいろでかい話をする人全体」への批判になっちゃってます. 「構造問題」は答えではない 雇用の問題に言及する論者は決まってその「根的改善には構造的な問題の解決が必要だ」といった返答をする.しかし,改めて考えてみると構造問題とは何だろう?その明確な定義はない.「構造問題=様々な難問」程度の意味しか無いのだから,雇用問題に限らないが論説において「構造問題」が説明のキーになっていたら,その筆者の真意は「この問題は難しくてわかりません」だと考えて良いだろう. 雇用には様々な構造的問題がある.その一方で,政策的に十分対応できる部分もある.

    某誌没原稿「雇用における構造問題」 - こら!たまには研究しろ!!
    ko_chan
    ko_chan 2012/05/21
    某国の為替を構造問題ではなく、マクロ的な問題としたのがマズかったのかな。
  • ニコ生で新番組始まるよ!! - こら!たまには研究しろ!!

    ニコ生で新番組を担当することになりました! 番組名は…… 飯田泰之のトーキングヘッズ サイコキラーじゃないです.「Talking Head」ってのはTV画面で話者にカメラがよった状態のこと.ニコ生って基バストショットじゃないですか.んで対談な訳だからまさに「Talking Heads」なわけです………………えーとこの説明の部分まで含めてパクリですがなにか*1. これから月1でゲストをお迎えして現代の問題について対談,そして当日の抄録はPHP研究所の論壇誌『VOICE』に掲載されます*2.記念すべき第一回目のゲストは,みんなの党代表の渡辺喜美氏.メインの質問は……もうわかってますよね♪ ■番組ページ■飯田泰之のトーキング・ヘッズ 2012/05/21(月) 開場:18:50 開演:19:00 みんなの党代表、渡辺喜美氏がニコニコ生放送に登場! 混迷する政治状況の打開策とは!? 現役大臣から

    ニコ生で新番組始まるよ!! - こら!たまには研究しろ!!
    ko_chan
    ko_chan 2012/05/18
    トーキングヘッズ。宮崎氏の許可はとったらしい。
  • 名目成長率の向上で財政再建を行う条件 - こら!たまには研究しろ!!

    まとめ 実質2%成長+インフレ率2%なら少々の歳出抑制で財政再建可 実質1.5%成長+インフレ率2%ならインフレによる歳出の自然増以外の歳出増を抑えれば財政再建可 歳出の増加の抑制(歳出カットではない点に注目!)は財政再建のために必須.歳出増加抑制とインフレ,そして常識的な範囲の実質成長で今後の社会保障支出増以外に関しての財政赤字の問題は解決できる (社会保障支出の増加以外の)財政の問題はインフレと歳出抑制に掛かっている……景気回復時の税収増が大盤振る舞い(?)に使われないように十分監視する必要がある 直近の実例 ごく簡単な話としては,2006年・2007年に国と地方併せてのプライマリバランスがGDP比で(直近の最悪期の▲5.7%から)▲1.8%,▲1.2%まで縮んだことからデフレ脱却さえ出来ない小規模な景気回復でさえ財政は改善することがわかる.もっともこれだけでは納得しないという人が多い

  • 財政再建についての覚書 - こら!たまには研究しろ!!

    最近消費税増税云々話にコメントを求められることが多いんですが,僕の立場は「賛成/反対」と単純に割り切れる話ではないのでいつもながながとコメントしたり,メール書いたりしなきゃいけない.同じ話を何度もするのはどうも苦手なので,ここに基方針を書いておこうと思います. 基姿勢 財政の問題は「プライマリバランス赤字への対応」「社会保障費増加への対応」に分けて考えなければならない*1 プライマリバランス赤字への対応は安定的なインフレによる名目成長率の向上に求めるべき*2 社会保障費増加への対応は給付抑制となんらかの増税で行うしかない ただし,現在の「一体改革」には反対.一時的に増税してもその後にまた財源が不足することになるためゴールが見えない増税を続けることになる.もっともそれ以前に鈴木推計にもある様に赤字が減らないので何のための増税なのか全くわからない むしろ税収動向に収支が左右されない積み立て

    財政再建についての覚書 - こら!たまには研究しろ!!
  • 2011-12-16卒論おもしろネタ【利用SNS】 - こら!たまには研究しろ!!

    今年も卒論一段落!今回はアンケートを使う卒論生は統一のアンケートにしてサンプル数を稼がせました.調査対象は東京都内の大学に通う大学生.集まったサンプル数は20大学958人.各大学の前などで「○○大学の学生さんですか?」と聞いてからアンケート撮りを行ったため……ほとんどのサンプルに関して*1その入試時の偏差値がわかるという工夫をしてみました. 価値観から経済変数,さらには性行為まで多岐に渡る質問項目での実施でどんどん面白い結果がでているのですが,面白すぎるのは来年格的に調査設計をしてからアンケートとって論文にするとして,単純に面白かったものを暇なときに紹介していこうかなと思います. 利用SNSと大学 今日紹介するのは利用SNSと「大学のレベル」について.うすうす感づいている人も多いと思うけど,ソーシャルクラスによって日常的に利用するSNSは結構違う感じ.じゃあこれを確かめてみましょうってこ

    ko_chan
    ko_chan 2012/01/10
    Aから、ツイッター、フェイスブック、ミクシィ、モバゲー、グリーかな?
  • 新刊出ます!『ゼロから学ぶ経済政策』(角川Oneテーマ新書) - こら!たまには研究しろ!!

    きたる11月10日に,角川Oneテーマ新書より『ゼロから学ぶ経済政策――日を幸福にする経済政策のつくり方』が発売されます! 今回のテーマは経済政策!!(……ってだいたいいつもそうですが).まだ書影が出てないですが,副題といい帯といいこれでもか!ってくらい盛ってますがなにとぞよろしく. ゼロから学ぶ経済政策 日を幸福にする経済政策のつくり方 (角川oneテーマ21) 作者: 飯田 泰之出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/11/10メディア: 新書購入: 11人 クリック: 124回この商品を含むブログ (23件) を見る 今回のの当初の執筆動機は,『ゼミナール経済政策入門』(岩田規久男・飯田泰之,日経済新聞社)にいただいたコメントが発端です.ありがたいことに多くの先生にテキスト指定いただいたようなのですが,使ってみてのコメントの多くは「入門書

    新刊出ます!『ゼロから学ぶ経済政策』(角川Oneテーマ新書) - こら!たまには研究しろ!!
  • 「小野理論」批判のよくある誤解 - 2010-08-12 - こら!たまには研究しろ!!

    今日は話が長いので要点 小野先生の主張を批判している人の90%は小野先生の論文をまともに読んでいないし,残りの9%の人もロジックを誤解している 小野先生の今次の主張は小野モデルに依拠している.批判はモデルの論理or実証的妥当性に対して行うべし [追記:fromdusktildawnさんのブクマコメントによる] 「増税も福祉も再分配も便益ある公共事業も必要条件にはしていないってことか。で、まるでそれを必要条件であるかのように言って我田引水する人たちが大勢いると。」要するにそういうこと.労働市場のギャップ解消がメイン.あとのいろいろは「これがあったらもっといい」というオプション.ところがメディアではオプションの方が受けるし.人の記述も,一般誌に書き慣れていないせいだと思う,時々紛らわしいものになっていたのが小野先生の不幸の始まりかと. ここからが編だよ 小野善康先生といえば,菅首相のブレー

    「小野理論」批判のよくある誤解 - 2010-08-12 - こら!たまには研究しろ!!
  • 2010-02-28 - こら!たまには研究しろ!! #コメント 菅原晃 2013/12/19 12:21 合理的期待形成、期待に基づく、インフレ政策ですが、一般的に、「今」と「将来」をごちゃごちゃにして、論じ

    2月17日に発売されました,勝間和代氏・宮崎哲弥氏との共著『日経済復活―一番簡単な方法』(光文社新書)に数多くのレスポンスをいただきありがたい限りです.飯田単独でリフレ政策について語ってもこれだけの反応が得られることはないでしょう.このでより多くの人に議論に注目頂けるようになったのではないかと思います. 日経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443) 作者: 勝間和代,宮崎哲弥,飯田泰之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/02/17メディア: 新書購入: 5人 クリック: 405回この商品を含むブログ (52件) を見る もちろん批判的な意見もたくさん寄せられています.なかでもしっかりと返答をしなければ行けないと思うのが, アゴラ:飯田泰之氏への質問 - 池田信夫 【感想】『日経済復活 一番かんたんな方法』 -岩康志 です. 「アゴラ:飯田泰之氏への質問 - 池

    ko_chan
    ko_chan 2010/02/28
    飯田先生大人だなぁ。あんな手合いを相手にしてもちゃんと意義のある議論にしていけるんだから。ちょっとだけ反省。