とある地方都市出身。(都心じゃない)一浪して大学に入った。 周りの優秀な奴らは、現役で受かっていた。浪人するとき、大手予備校いくつかから「○○クラスへのご招待」とかいう案内が来てた。受講料は割引かタダだったと思う。行かなかったのでよく知らない。 浪人時代はあまり愉快じゃなかった。そりゃ自分だけあからさまに落ちこぼれだし。先の見えない不安というのは、あまり味わいたくない。勉強しかすることもないので勉強した。4??5月あたりに失恋もしたので、勉強以外に何もすることがなかった。 運も重なって、地方国立大学法学部に受かった。旧帝大じゃない。けど私立の高い授業料を払わずに済むのが嬉しかった。東大に入る人たちのような豊かな家庭じゃないので。 地方都市は家賃が安い。3万円台で2Kのアパートに住めた。いま思えばひどいアパートだけど、広くて快適だと思ってた。 同級生の話で奨学金というものがあることを知った。