よく、文体にとらわれず本質を読み取れということを言う人間がいるが、見るに堪えない口調とか、意味不明な符牒とか、読みにくい文章構成とかはまったく咎めないのが不思議である。文章を人向けに書いているということは、人に何かを伝えるのが恐らく目的だろう。また、人間には理性もあるが感情もある。雑音を混ぜ込んで、文章構造上も、感情面でも、わざわざ読みにくくしておいて勝手に本質を捉えてくれないと相手を非難するのが、いかに滑稽かを知らないのだろうか。
リテラシーという言葉をよく見聞きするようになりました。読み書き能力という意味らしいです。 ネットの世界ではこれまでどちらかというと読む方のリテラシーが重要視されてきたような気がします。学校でもそういった教育がされていると聞きますし。 ただ、ネットは閲覧するばかりではありません。これだけブログをやる人が増えてくると、書く方のリテラシーも今後、重要になるのではないかと思います。 そう考えたのは、最近の「はてな村」の騒動などを想起しての話なのですが、それがなにかということを具体的に書いてしまえば騒ぎに巻き込まれるだけだからここでは触れません。そもそもこんな雲をつかむような書き方では、私が想起しているようなトピックで検索してもこのページは出てこないでしょうけど。 「読み」のリテラシーは本やネットのページをたくさん読んでいれば自然と身につくような気がします。それに対して「書き」のほうはどうでしょか。
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154) 作者: 後藤和智出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/09/10メディア: 新書購入: 9人 クリック: 334回この商品を含むブログ (74件) を見る とんでもない本である。いや、これはすごい。読んでいて思わず笑い出してしまった。 後藤はこの本のなかで、現代を代表する若者論の論客を片っ端からつかまえ、まとめてなで斬りにしている。 その面子たるや、宮台真司、香山リカ、荷宮和子、三浦展、東浩紀、鈴木謙介、寺脇研、宇野常寛、と大物ばかり(宇野さんはちがうかもしれないけれど)。 ある時代に一世を風靡した論客が、次の時代には批判を浴びる。よくあることではある。しかし、ここまで大勢の書き手がいちどに否定される光景はなかなか見れるものではない。 論客たちの業績をひと言ふた言で否定しさるその舌鋒はめっぽう鋭く、そ
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