Googleストリートビューに対する(主として否定的な)反響は大したもので、Geek多めなはてなやslashdotでさえ半数以上は否定的見解である。 賛否をどうこう言うつもりはあまりないが、正の可能性にせよ負の可能性にせよ、長期的に様子を見なければ判らないものではないかとは思う。 インターネットが「世界中と繋がっている」ということが感覚的に理解できずにいる人たちによって「無断リンク禁止」騒動が引き起こされるように、今までプライヴェートに近いパブリックだと思っていたものが世界レヴェルのパブリックな状態にされてしまったことに対する戸惑いはあろう。だが一方で「近所に公開」と「世界に公開」の間に質的な差はないのではないかとも思う。 公道に向け表札を出し、案内地図にも個人宅名が載り、電話帳に氏名と連絡先が掲載されるのが当然だったものが、この10年ぐらいの間にプライヴァシへの意識が急激に高まり、可能な