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ブックマーク / www.technologyreview.jp (15)

  • 中国「社会信用スコア」への誤解はなぜ生まれたか?

    AIアルゴリズムが市民を評価するという試みは、中国のような権威主義的国家が進めるディストピア的な政策だと批判されることが多い。だが、実際に普及が進んでいるのは西側諸国だ。 by Melissa Heikkilä2023.01.04 13 2 11 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 米国と欧州連合(EU)の間では、テクノロジーを規制する方法について意見が分かれるかもしれない。だが、人工知能AI)を活用した社会信用スコアを禁止する必要があるという1点においては合意しているようだ。社会信用スコアとは、権威主義的政府、特に中国が、人々の信頼度をランク付けし、窃盗やローン未返済などの好ましくない行為を罰するものである、というのが西側諸国の立法者の理解である。基的には、国民ひとりひとりに割り当てられるディストピア的なスーパースコアと見なされている。 EUは現在、 AI法と呼

    中国「社会信用スコア」への誤解はなぜ生まれたか?
  • 大場紀章「脱炭素化は日本の力を底上げする最後のチャンス」

    節電要請、電力自由化、老朽火力発電所や原発停止、急速な再生可能エネルギーへのシフト、ロシアウクライナ侵攻など複合的な要因が絡み合い、エネルギー問題は理解しづらいものになっている。もともと日は資源に乏しく、さらに「脱炭素」という足枷がはめられている以上、今後も不確実性はつきまとう。こうした状況をどう読み解き、国や企業は短期・中長期的にどう動いていくべきか。エネルギー・アナリストでポスト石油戦略研究所代表を務める大場紀章氏の提言をまとめた。 by Atsuji So2022.09.14 9 9 「昨今の電力需給の逼迫を『脱炭素化のせいだ』と主張する人がいますが、それは必ずしも正しくはありません。実際には電力自由化制度の問題なのです」 この記事はマガジン「脱炭素イノベーション」に収録されています。 マガジンの紹介 脱炭素化と安全保障問題、そして頻発する電力逼迫など、エネルギー問題は一般の人々

    大場紀章「脱炭素化は日本の力を底上げする最後のチャンス」
  • タリバンの手に渡った アフガン生体認証データ、 その恐るべき実態

    This is the real story of the Afghan biometric databases abandoned to the Taliban タリバンの手に渡った アフガン生体認証データ、 その恐るべき実態 米国は「アイデンティティによる統治」を目指し、アフガニスタンで政府軍や国家警察関係者の生体認証データベースを構築した。だが、このデータベースがタリバンの手に落ちた現在、人々はタリバンの報復を恐れている。 by Hikmat Noori2021.09.07 104 4 8 8月中旬、タリバンがアフガニスタンを一気に制圧し、20年間に及ぶ戦争の終結を宣言したとき、虹彩のスキャンや、指紋、 顔の画像などのデータ収集に使われた米軍の生体認証デバイスも押収されたという報道が駆け巡った。一部の人々は、「HIIDE(ハイド)」と呼ばれているこのデバイスが、連合軍に協力したアフガ

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    makoto15 2021/09/07
  • AIはまだ自然言語を理解できていない、AI2が新評価テストを提案

    深層学習に基づく自然言語処理技術は最近、長足の進歩を遂げているが、人工知能AI)は読んだ文をどれだけ当に理解しているのだろうか?アレン人工知能研究所(AI2)の研究チームは、機械が文の意味をどれだけ理解しているのかを評価するための新たな大規模データセットを作成し、最先端の言語モデルでテストして人間の結果と比較した。 by Karen Hao2020.02.06 120 78 6 11 ごく最近まで、コンピューターが実際に意味をなす文を作ることは望めなかった。だが自然言語処理(NLP)の分野の目覚ましい発展により、現在ではボタン1つで説得力のある文章を機械が生成できるようになった。 この進歩を支えているのが、膨大な量の文章から単語の使い方と議論の構造の統計的なパターンを見つけ出す深層学習の手法である。だが、アレン人工知能研究所(AI2)が発表した新しい論文は、NLPにおいて依然として欠け

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    makoto15 2020/02/08
  • 「ポストGAFAはBATではない」ジャーナリスト高口康太が考える理由

    急成長を遂げる中国の巨大テック企業は、グーグルやアップルに代わる存在になるのか? ジャーナリスト・高口康太氏が各社のこれまでの歩みをもとに予測した。 by Yasuhiro Hatabe2020.02.05 115 63 7 4 「最初に結論をいいます。BATのうちのどれかが『ポストGAFA』となる可能性は非常に低い、と私は考えています」。 2019年8月27日、東京ミッドタウン日比谷のBASE Qで開催された「Emerging Technology Nite #14 BATはポストGAFA時代を制するのか? ——『チャイナ・イノベーション』の現在を読み解く」(主催=MITテクノロジーレビュー[日版]、協力=三井不動産/ BASE Q)。 中国の社会・経済・ビジネスに通じたジャーナリストの高口康太氏は、今回のテーマとなっている問いへの「答え」から話を切り出した。「なぜこの結論に至ったのか

    「ポストGAFAはBATではない」ジャーナリスト高口康太が考える理由
  • その曲を聞くと気分がよくなるのはなぜ? 機械学習で解明する新研究

    機械学習により、どの音楽的要素が人間の身体的、情緒的反応をどう引き起こすかが分かるかもしれない。将来的には、依存症治療やセラピーにも利用できる可能性がある。 by Karen Hao2019.12.05 235 44 14 15 音楽に大きな影響力があるというのは、周知の事実だ。音楽のない映画は、音楽がある映画のように見る人の感情を動かせない。BGMなしでのトレーニングは気が乗らないこともあるだろう。だが、こうした反応を数値で表す方法はあるだろうか? もしあるとしたら、それをリバースエンジニアして使えないだろうか? 南カルフォルニア大学の研究チームは、ピッチ、リズム、ハーモニーなどが、さまざまな脳活動や身体的反応(熱、汗、電気的反応の変化)と感情(幸福または悲しみ)をどのように引き起こすかを調べた新しい研究を発表した。機械学習を利用して音楽と人の反応の関係を探り、人々が新しい曲を聞いたとき

    その曲を聞くと気分がよくなるのはなぜ? 機械学習で解明する新研究
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    makoto15 2019/12/05
  • エプスタイン資金問題を受け、メディアラボの総会で話されたこと

    性的搾取疑惑のある投資家からの資金提供を巡って開かれたMITメディアラボの内部会議での初代所長のニコラス・ネグロポンテの発言は、会議に参加した人々に衝撃を与えた。 by Karen Hao2019.09.08 586 256 71 7 MITメディアラボ所長の伊藤穰一は、辞任を迫られている。性的搾取の疑いがある投資家、ジェフリー・エプスタインから研究資金を調達していたことを明らかにしたためだ。だが、9月4日になり、1985年にメディアラボを共同設立し、20年間所長を務めていたニコラス・ネグロポンテが、伊藤所長にエプスタインからの出資を受けることを勧めていたことを明らかにした。ネグロポンテは、「時計を巻き戻せたとしてもなお、私は『受け取れ』と言うでしょう」と付け加えた。彼はさらに強調して、「『受け取れ』とね」と繰り返した。 9月4日の午後、メディアラボの総会の最後に述べられたネグロポンテの発

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    makoto15 2019/09/09
  • スマホでアルツハイマーを早期診断、アップルらが初期成果を発表

    スマホとアプリを利用して集めたデータから、アルツハイマー病を早期に診断できる可能性があることが、新たな研究によって明らかになった。 医薬品大手のイーライリリー、医療技術スタートアップ企業のエビデーション・ヘルス(Evidation Health)、アップルの共同研究チームは、60~75歳の113人の被験者にアイフォーンとアップル・ウォッチ、アイパッド、睡眠モニターを配布した。被験者113人のうち31人はレベルに違いはあるものの認知症を患っているか認知機能が低下している。研究チームは、運動制御、気分、入力スピード、言語の使用、睡眠パターンなどのデータを12週間に渡って端末から収集した。被験者は、気力や気分についてのアンケートに毎日回答し、アプリで簡単なテストを受けた。 認知症の兆候がある人は、規則通りの入力があまりできず、入力スピードも遅かった。また、健康な対象者よりも送信するメッセージが少

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    makoto15 2019/08/13
  • 「脳で機械を操る」ってどんな感覚? BMIの被験者に聞く

    ニューラリンクが発表した脳機械インターフェイス(BMI)が注目されている。障害を抱え、すでにBCIを埋め込んでいる人は発表をどう見ているのだろうか? 5年前から「ユタ・アレイ」の実験に参加している被験者の男性に話を聞いた。 by Antonio Regalado2019.07.25 219 63 3 3 億万長者のイーロン・マスクが出資し、動物実験によって脳コンピューター・インターフェイスの開発を進めてきたニューラリンク(NeuraLink)が7月16日、ついにその新しいデザインを発表した。ニューラリンクのプロトタイプは、何十もの細いワイヤーを脳につないだものであり、最終的には十分に小型化して頭蓋骨の内側に格納し、無線電波を発信することを目指している。 一方、自動車事故で背骨を骨折し、胸から下が麻痺しているネイザン・コープランドは、実際に機能する脳インターフェイスをすでに埋め込んでいる数

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    makoto15 2019/07/25
  • フェイスブックが作った ポーカーAIがプロに圧勝、 強すぎて「非公開」

    Facebook’s new poker-playing AI could wreck the online poker industry—so it’s not being released フェイスブックが作った ポーカーAIがプロに圧勝、 強すぎて「非公開」 カーネギーメロン大学とフェイスブックの研究チームの開発した人工知能AI)プログラムが、多人数制ポーカーでプロのポーカープレーヤーに勝利する快挙を達成した。多人数制ポーカーには最適戦略が存在しないことが知られており、今回用いられた手法は、商取引や価格設定、車両の経路策定などに応用できる可能性がある。 by Will Knight2019.07.17 703 217 6 1 ポーカーには、これまでずっと人間特有のもののように思われてきた、あるスキルが必要だ。それは、狡猾に立ち回る能力である。ゲームに勝つためには、対戦相手のプレーを

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    makoto15 2019/07/19
  • 米国税関・国境警備局がハッキング被害、旅行者の顔写真など漏洩

    今回のデータ漏洩は、政府が国民のデータを扱う上で、より厳格な管理が必要なことを強調する出来事だ。 米国税関・国境警備局(CBP)はCBPの下請け業者のシステムがハッキング被害に遭い、国境で撮影した旅行者の顔写真と車両のナンバープレート写真が盗まれたことを明らかにした。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、匿名の政府関係者の話から、今回の攻撃で最大10万人分もの情報に影響した可能性があるという。 CBPが事件を明らかにしたのは、米国政府が使用しているナンバープレート読取機を製造する「パーセプティクズ(Perceptics)」がハッキング被害を報告した1週間後のことだ。2つの事件の関連については、現時点では不明だ。 CBPは米国国土安全保障省(DHS)の機関で、DHSは全米のサイバーセキュリティ強化対策を担当している。だがこの事件によって、DHSはより厳しく身内をチェックすべきだということが

    米国税関・国境警備局がハッキング被害、旅行者の顔写真など漏洩
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    makoto15 2019/06/12
  • MIT Tech Review: 無言で会話、ピザも注文 MITメディアラボ開発の新ガジェット

    声に出さなくても会話ができ、ピザの注文もできるガジェットをMITメディアラボの研究者が開発した。まるで身体能力を拡張してインターネットに直接つながっているような感覚が得られるガジェットだ。音声操作やスワイプは時代遅れになるかもしれない。 by Rachel Metz2018.06.05 233 65 4 0 2018年の時点では、ガジェットを操作するには話しかけなければならない。だが、近い将来、唇を動かす必要すらなくなる。 MITメディアラボの大学院生アルナフ・カプルが開発したオルターエゴ(AlterEgo)という名前の試作機は、すでにこれを実現している。オルターエゴは、プラスチックを3Dプリンターで成形した装置で、見た目は白くて細いバナナのようだ。顔の片側に装着して、テレビのチャンネルを切り替えたり、電球の色を変えたり、チェスの達人技を使ったり、複雑な数学の問題を解いたりできる。カプルは

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    makoto15 2019/06/03
  • アルファベット、米国で商用ドローン配達を年内開始へ

    アルファベットのドローン部門のスピンオフ企業であるウィング(Wing)は、米国連邦航空局 (FAA)から航空運送事業者の認可を受けた。これにより、ウィングは、地域の事業者から家庭へ商品を配達する商用サービスを開始できることになる。 とても小さな規模ではものの、ウィングはすでに4月上旬に同様のサービスをオーストラリアで開始している。FAAの認可が降りたことで、ウィングは今年後半にも米国内で配達サービスを開始する計画だ。開始時のサービス地域はバージニア州のブラックスバーグとクリスチャンバーグの2つのエリアである。ウィングはここ数カ月、これらの場所で運行試験を実施してきた。 これは米国初の商用ドローン配送サービスなのだろうか? 鋭い読者は、3月にUPSが医療サンプルを配送する商用サービスを開始した主張を思い出して混乱してしまうかもしれない。ウィングのサービスはUPSとは異なり、より大規模かつ一般

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    makoto15 2019/05/05
  • グーグルの研究者が開発したAI作詞家、その残念な出来ばえ

    アルゴリズムの創造的な用途の中でも、歌詞や詩を書く作業はとりわけ困難であることが分かっている。機械で歌詞を作る手法はまた、自然言語処理における他の作業とは大きく異なっている。究極的な目標は、正確であることより独創的であることだが、その定義を絞り込むのは難しい。 こうした困難にもかかわらず、グーグルの2人の研究者は自動歌詞生成機械を作り出すことを諦めようとはしなかった。2つの別々の機械学習モデルを使って歌詞の作成に取り組んだ。1つのモデルでは、歌詞の個々の文を外挿して、話し言葉の一部に当てはめながら、大量の歌詞セットの構造について訓練した。もう1つのモデルでは、20冊のから抽出した単語について訓練し、多様な語彙のデータベースを構築した。その後、既存の歌詞の構造に語彙の単語を投入し、それらすべてを一緒くたに混ぜ合わせた。 その結果は、単語と文の多様性から考えると、歌詞だけ、あるいは単語だけで

    グーグルの研究者が開発したAI作詞家、その残念な出来ばえ
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    makoto15 2018/11/16
    わたしよりいい詞を書いているよ
  • バイドゥが機械翻訳で新手法、「同時通訳」実現への道開く

    バイドゥが、より自然でリアルタイムな機械翻訳の新手法を開発した。 「同時」翻訳システムの開発はこれまで一筋縄ではいかなかった。言語が違うと単語の並び方が違ってくるからだ。たとえば、次の文を英語、そして中国語で考えてみよう。 The US president meets with the English prime minister. 美国总统与英国首相会务. 英語では「meets」という単語は文頭近くに置かれる。しかし、対応する中国語の単語「会务(huiwu)」は、文の最後に置かれる。このため商用の「リアルタイム」翻訳システムは、話者が文を最後まで話し終わるまで翻訳できない。その結果、ぎこちない遅れが生じ、ユーザーの使い勝手があまりよくないのだ。 バイドゥの新しい手法は、話者が文を話し終わる前に翻訳を始めることで、その遅れを短縮しようというものだ。たとえば、このシステムが上記の文を中国語か

    バイドゥが機械翻訳で新手法、「同時通訳」実現への道開く
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    makoto15 2018/10/26
    同時通訳者が頭の中でしょりさせていることを再現させようとしているのかな?
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