旅先にパソコンを持っていってインターネットをしていると、「せっかく旅行してるのになんでインターネットしてるの」とか言う人がいるけどそれはちょっと違う。「旅行中にインターネットをしている」のではなくて「ずっと家でインターネットしてると飽きるからたまには別の場所でインターネットをしている」という認識が正しい。
去年本を出したので一時的に少しお金が入ったけれど、毎月の収入は減っている。 本の収入は、18000部刷ったそうなので、16000部くらい売れたとしたら 1580円 x 10% x 16000部で 250万くらいか。今のところ初版分の50万くらいしかまだ手元に入ってないけど。本の印税の支払いは結構遅い。全部で250万の収入と考えるとそれなりだけど、書くのに1年弱くらいかかっているので年収250万と考えるとそんなに大したことはない。滞納してる保険などを払ったら結構減ってしまうし。歯医者にも行かないといけないし。18000部も売れる本なんてそんなに頻繁に書けるものじゃないし書く気力もないから、定期収入にはならないし。 本書く前はサイト作ったり本の転売したりして小銭を稼いでたんだけど、本書いてるときは書くことに精一杯でそういう小銭稼ぎをあんまりやんなくなってしまって、そしたら収入がガクンと減った。
あけましておめでとうございます。一年を振り返る意味で、2012年に書いたブログ記事をはてなブックマークの人気順にまとめてみました。 ちなみに総アクセス数はこんな感じでした。 1位 田舎はオープンワールドRPGみたいだった - phaのニート日記 946ブクマ この記事が予想以上に伸びましたね。投稿する前の予想では280〜320ブクマくらいでした。「一週間行ったくらいで都会モンが何いっとんじゃい」という分かりやすい突っ込みどころがあったせいでしょうか。突っ込む余地があるとアクセスは伸びやすい。ちなみに900くらいブクマされると、アクセスは4万〜5万くらい来ます。この時に行った新宮市の人口が3万人くらいなのでそれを超えた。 田舎に半分か3分の1くらい住むというのに挑戦してみようかと思って継続的にいろいろ考えています。都会だけでも田舎だけでもそれだけだと閉塞感があるので、両方をネットなどを使って
今年の十一月は一週間ほど和歌山県の山奥の熊野のあたりに滞在していたんだけど、東京に帰ってきた今も、あそこで過ごした日々は何か神話とか昔話のようなフィクションのできごとだったように感じる。そこで過ごした時間はそれくらい東京での普段の暮らしとはかけ離れていたんだけど、でもそれは同じ現代の日本に存在している暮らしだし、よく考えたらそういう暮らしも全然ありかもしれないし、いい加減東京にも飽きてきたし、ああいう場所に生活の軸を少し移してみようかと考えはじめている。 このあたりには熊野三山と呼ばれる三つの有名な神社(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)がある。昔から天皇とかが熊野詣をしたり、天皇だけじゃなく一般庶民も詣でまくっていたという歴史があって、最近では神社とその参拝道である熊野古道とがまとめて世界遺産に指定されたという伝統のある土地だ。神話っぽさを感じたのはそういう背景のせいもあるのかも
最近、「ネットでみんな無料でコンテンツを発表するようになってタダでいくらでもコンテンツが楽しめるので、ライターとかミュージシャンとかが食えなくなってしまって文化衰退の危機にある」なんて話をときどき聞くけれど、僕はその話を聞くたびに短歌のことを思い出している。 10年くらい前の学生の頃に、短歌をよく作ったり短歌サークルに顔を出したりしていた頃があった(pha::home > 作品群 > 短歌)。短歌というジャンルはもうずっと昔からカネにならないのが前提で、短歌でカネを儲けようとする人もほとんどいなくて地味で小規模な世界なんだけど、でもそんな状況でもそれなりに新しい若い人が参入してきたり、いい歌が年々生み出されていったりしている。だから、全くカネにならなくてもそれなりに世界は回るしそれなりにいい作品が生み出されていくということを何となく実感として知っている。 ということを書こうと思ったのは、昔
書名メーカー こないだ出した「ニートの歩き方」という本のタイトルは最初は「ニートのススメ」という仮タイトルだったんだけど、どちらのタイトルにしてもそんなにオリジナルなネーミングじゃない。「ニートの歩き方」は「地球の歩き方」とかそういうののパクリだし、「ニートのススメ」については100年以上前のベストセラーである「学問のすすめ」まで起源を辿れるけれど、「〜のススメ」という「の」がひらがなで「ススメ」がカタカナのスタイルは「覚悟のススメ」が嚆矢なんじゃないかと思う。 本のタイトルなんてわりとそういうのが多くて、「〜のススメ」とか「〜の歩き方」とか「はじめての〜」みたいな本は大量にあるし、「なぜさおだけ屋は潰れないのか」という本が流行ったら「なぜ〜なのか」っていう疑問形のタイトルばかりになるし、もし女子高生がドラッカーを読んだらみんな女子高生にやたらと何かを読ませようとする。 だから、そういう名
pha著「ニートの歩き方」特設ページ 「ニートの歩き方」、書店に並ぶのは次の金曜の8月3日なんですが、僕のところにはもう見本が届いています。なんか恥ずかしくて開いて読めないんですが、これが本当に書店に並んだりするのか……。世の中怖いですね。 あと、本の発売記念に作成した、ニートをモチーフにしたステッカーも完成しました。 この虫のステッカーは@S_F_777のデザイン。"ギー橋にいたときにphaさんを見てて思ってたことがコンセプトなんですよね…いわゆる"社会人"になって成長するではなく、社会人前の大学生(成虫直前)とかの感覚のまま成長して「どうだ、美しいだろ?」と言いたい、っていうような意味合いを込めてます。"ということらしいです。 このくそだるいステッカーは@_1041のデザイン。 円形なので貼るとこんな感じになります。 不労不死と糞ニートステッカーは@doom_k(小林銅蟲)のデザイン。
ずっと書いてた本をやっと書き終わってあとは出版されるのを待つだけなんだけど、書き終わってから何もやる気がしない。はあ。燃え尽きというやつなんだろうか。だるい。 本が出ることに達成感とか誇らしげな気持ちとかあんまりなくて、正直な実感としてはずっと課せられていたタスクがやっと終わった、という感じだ。別に誰かに強制されたものではなく自分が好きでやっていたものなんだけど。自分で自分を縛ってるだけか。 やっと終わったけど、あそこをああしとけばよかったとかあれをこうしなかったのは失敗だったとかそういう後悔ばかりが気になる。完璧主義なのか優柔不断なのか、何かを決定するのがいつも苦手だ。紙はウェブと違って後から更新できないので嫌だ。 ともあれ、自分の中にあったものをほとんど吐き出してしまったような気がする。9割くらい。もう何もない。空っぽだ。僕のブログが面白いと思う人がいたとしたら、その要素は本にも十分に
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法 作者: pha出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2012/08/03メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 16人 クリック: 1,642回この商品を含むブログ (86件) を見る いろいろ紆余曲折があって、書名は「ニートのススメ」から「ニートの歩き方」になりました。 元ネタとしては「地球の歩き方」的な、ニートという世界の歩き方という意味と、ニートがどうやって世界の中で歩いているかっていう意味と、って感じです。どうですかねえ。 定価は税込1659円、発売日は8/3です。ちょっと値段が高くなってしまって申し訳ないのですが、ニートは図書館で借りて金持ちは10冊くらい買って周りに配ってください。 あとAmazonの著者ページも作りました。Amazon.co.jp: pha:作品一覧、著者略歴 よろしくお願い致します
先日CAMPFIREで書籍の制作費用を募集した件で、日刊サイゾーの取材ということでライターの今一生さんから問い合わせがありましたので、その返答をここに書いておこうと思います。 (今一生さんからいただいたメールは http://dl.dropbox.com/u/572031/crowdfunding.html に全文を置いておきます。) ★phaさんは「ニート」と自称していますが、アフィリエイトや投げ銭、執筆などさまざまな収入手段を活用して生活してきた経緯から「自営業者」として自己紹介するのが事実をフェアに伝えることではありませんか? (※phaさんは雇用=労働と考え、その労働を自ら降りているため、雇用準備のための教育を受けていない」というニートの定義に当てはまりません) 確かにその通りですね……。働かないためにニートをやっていたはずが、最近ではニートについてブログ書いたり原稿を書いたりする
満開の桜もいつしか葉桜となり、滞納している保険等の督促状が郵便受けに溜まる季節になりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。日本は何をするにも物価がとても高いですね。金。金。何とか楽してお金を手に入れたいのですが、ハードディスクに溜まったゴミをお金に換えることができないかと思ってGumroadで出品してみます。 ゴミ詰め合わせ Sパック 100円 ニートスタジオ録音 前に平日昼間にニートが集まって貸しスタジオで音を出したときの録音です。ぐだぐだです。 短歌五首(メロウ) phaが10年前くらいに書いた甘ったるい短歌です。 ゴミ詰め合わせ Lパック 300円 Sパックの内容に加えて、 ニートのための世界史入門 予定表 昔に第一回だけ書いてそのあとだるくなって辞めてしまった「ニートのための世界史入門」で書くつもりだった内容の概要です。 詩「それをしないで」 phaが10年前ぐらいに書いた詩です
筑波大の登大遊さんという方が少し前に 登 大遊@筑波大学情報学類の SoftEther VPN 日記 - 論理的思考の放棄 http://d.hatena.ne.jp/softether/20070324#p1 というエントリを書いていて話題になっていたんですが、そこで書かれていた仕事の作業能力を上げるためのコツは 1. 努力しないこと 2. 論理的に考えないこと 3. 頭を使わないこと だという主張がとても面白かった。 で、そのメソッドの実践の具体的なイメージが先日更に追記されていて、この人は別に武道とか気功とかやってないんだと思うけど、そのイメージが「丹田に意識を集中して精神を研ぎすます」という昔から伝えられている伝統的な方法とすごく似てると思った。 登 大遊@筑波大学情報学類の SoftEther VPN 日記 - 論理的思考の放棄の具体的方法 http://d.hatena.ne.
あれはまちがいだった。あれはまちがいだった。世界を変えるための呪文を本屋で探そうとしたのはまちがいだった。どこかの誰かが作った呪文を求めたのはまちがいだった。僕は僕だけの、自分専用の呪文を作らなくては駄目だ。 穂村弘『短歌という爆弾』より 投稿した詩や短歌を有名な詩人や歌人の人に評価してもらえるという「しいか.com」というSNSサービスが始まりました。僕は短歌の選者として参加しています。6月10日には自分の投稿した詩や短歌を声優に朗読して貰える(かもしれない)という「こえサイファー」というイベントも予定されています。 こえサイファー vol.1! 【日時】6月10日(日)19時開演 【場所】文京区シヴィックホール(小ホール) 【最寄駅】大江戸線、三田線春日駅。丸ノ内線、南北線後楽園駅徒歩1分(地図) 【出演】阿澄佳奈、後藤沙緒里、miko、ななひら、吉田アミ、大谷能生、谷川俊太郎(ヴィデ
セブではいろんな人に会ったけど、一番印象に残ったのはセブに放置された日本人ニートの話だった。 セブに大喜利ハウスというシェアハウスがあると聞いたのでそこの人と会ったんだけど、話を聞いてみると、今はニートのぶらら(@burara)という人が一人で住んでいるだけらしい。 ぶらら(@burara) 大喜利ハウスというのは大学の落語研究会の人たちが集まって作ったシェアハウスで、もともとは北千住にあったそうだ。だけど、住んでいるのがニートのぶららの一人だけになったため、落研の先輩たちが「どうせニートだったら海外に住んでても一緒だろ。生活費安いし、面白いからセブ行けや」みたいなことを言ってセブに送り込まれたという話だ。 セブの家は4LDKの一戸建てという結構大きめな家なんだけど、今はぶららがたった一人で住んでいるだけで、たくさんある部屋もほとんど使っていない。生活費として毎月3万円が先輩たちから振り込
セブでニート大会議が開かれるという話を聞いてやってきたんだけど来てみると思ったよりニートの集まりが悪くて(ニートだから仕方がない)、どっちかというと起業家みたいな意識が高い人ばっかりだったのでどうしようかと思って、でも来てしまったものは仕方がないし、そしたらラングリッチ・サミットというUstream番組をやるとかいう話になったので僕も出させてもらいました。 Ustream.tv: ユーザー langrich: Cebu Summit, cebu summit from Philippines. 教育(最初の5分ぐらいは音質が悪いですが途中から聞きやすくなります) 参加者一覧をもりぞおさんのエントリより引用。 まず、筆頭は、ネット上の超有名人。著書も10万部以上売れてる日本最強お面ブロガー、ちきりんさん@InsideCHIKIRIN それ以外も、 日本一のニートを目指してる @pha さん
なんだか最近全てが億劫で何をするにも面倒臭くて仕方がない。別に毎日何もしていないようなものなんだけど、なんかちょっとスーパーに買い物行ったり部屋を片付けたりする日常の動作さえもうまくこなせなくなってしまってる。だるい。生肉食べたい。 特に心が動くことやしたいことが思いつかないのですが、そんで毎日何やってるかっていうと最近は豊井(無職・20歳)とひたすら「King of Fighters 2002」(格闘ゲームです)で対戦していたりする。これもう9年前のゲームなのか。KOFって最近も毎年くらい出ているそうだけど一体どうなってるんだろう。まだ庵とかがフハハハハッとか言ってるんだろうか。 豊井は毎日ソファーに寝っ転がっては「だりー、あー、全てがめんどくせー、死にたいけど死んだら親が悲しむしめんどくせーよねー、働きたくねー」とか叫んでいて、僕も全くその主張に同意するばかりだ。もう本当にこの世界は灰
もう今年で4年間くらいシェアハウスやゲストハウスに住み続けている。一人暮らしではなくそういった共同生活的な家に住んでいると「人との交流が好きなんですね」と言われたりするのだが、実際は人と触れ合うのはそんなに好きではないし、むしろ苦手だ。基本的に単独行動が好きだし、人の集まっている場所に2、3時間もいると調子を崩してすぐに帰りたくなるし(そのせいで学校や会社には適応できなかった)、たくさん人と話すとそのあと2日くらい寝込むし、自分には一般的にみんな持っているような協調性とか社会性とかがかなり欠けていると思っている。では何故シェアハウスに住んでいるかというと、それは多分「人と直接コミュニケーションせずに孤独にならない」ということを目指しているからだ。 誰かに対して「会おう」とか「遊ぼう」とか自分から働きかけるのが昔から苦手だ。他人と会っていても何か喋ってコミュニケーションし続けなきゃいけないよ
http://d.hatena.ne.jp/inside-rivers/20110114/1295021669 みなさんお疲れさまでした!! 聞いたことや考えたことなどメモしておきます。 ・当日のログ Togetter - 「2011/2/17 ソーシャルネットワーク時代のシェアハウス 〜基礎からはじめる共同生活〜 まとめ」 Togetter - 「2011/2/17 ソーシャルネットワーク時代のシェアハウス その後のやりとり」 Ustreamの録画 出演ハウス 渋家 ギークハウス まれびとハウス かもめハウス いなほハウス 住人について。 どこのシェアハウスでも同じだなーと思ったのは、中心にまず住人がいて、その周りに何人かの常連がいて、さらにその外側にときどき遊びに来る人とか初めて遊びに来る人がいる、という同心円的構造がある。 住人だけじゃなく常連的な人からもある程度の家賃・会費などを集
「ソーシャルネットワーク時代のシェアハウス」というイベントに出演します 「ソーシャルネットワーク時代のシェアハウス〜基礎から始める共同生活〜」 http://d.hatena.ne.jp/inside-rivers/20110114/1295021669 2/17(木)阿佐ヶ谷ロフトAで開催。いろんなシェアハウスの住人とかが集まる予定です。 【出演予定】 渋家(恵比寿) ギークハウス(日本橋) まれびとハウス(田端) かもめハウス(湘南) いなほハウス(早稲田) Gabriele Rebagliati(小説家) 山下陽光(アーティスト、素人の乱) 中川康雄(未来回路製作所) 【司会】 esehara(ギーク、元路上生活者) 【ゲスト】 坂口恭平(『0円ハウス』、『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』) 「界遊」インタビューを受けました 世界と遊ぶ文芸誌「界 遊」- news | 『界遊005
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