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ブックマーク / xn--owt429bnip.net (10)

  • 幻視球 : ミネバ・ザビの性別分岐点(男の子だった可能性)

    3目のPVが良い感じで、期待の高まる『機動戦士ガンダムUC』。亡国の姫君としてミネバ・ザビが登場するとか、しないとか(いや、髪型でバレバレですが…)。 ミネバは、ザビ家に生まれながら1年戦争を生き延び、『機動戦士Zガンダム』でジオン軍の忘れ形見として、アクシズと共に歴史の表舞台に姿を現わす。 その『機動戦士Zガンダム』制作時の絵コンテを見ると、ミネバの登場シーンに興味深い書き込みがある。 (注)ミネバ女の子にします。男ではダメの異論多し! と、富野監督の注意書きが加えられている。かなりギリギリまで「男の子」の予定が、土壇場で変更になったようです。(何故!?) もしもこの時、男の子の設定で通していたら(周囲が異論を挟まなかったら)、『機動戦士ガンダムUC』のヒロインは、男の娘に…あ、いやいや。多分、別の物語になっていたはず…と思うと、この注意書きは歴史の転換点ですね。 (ちなみに、ドズ

  • 幻視球 : 『新模型情報』創刊、同誌出身者の座談会が豪華

    偶然、おもちゃ屋で見かけて購入。『模型情報』、『MJ(エムジェイ)』の流れをくむ情報誌が創刊していた。(※1) 目玉企画は、『機動戦士ガンダム00』スペシャル座談会。一見ありふれた題目だが、凄いのは、全て同誌出身スタッフで固めた点。 メンバーは、黒田洋介(シリーズ構成)×海老川兼武(ガンダムエクシア等をデザイン)×福地仁(メカデザイン)。 メカデザイナー二人はともかく、現・脚家の黒田氏が、かつて編集兼モデラーとして『MJ』に関与していたエピソードは意外だった。アニメ誌に対抗するため、反則スレスレの奇手で情報戦をリードした話題など、読み応え有り。 さらに、戦闘的なあまり情報解禁のセーフゾーンを超えてしまった、歴代編集者の失敗談なども…(笑)。 あと、個人的に心に残ったポイント。昨年、古参アニメファンが叫んだ「ガンダム全話脚の1人執筆は、『ガンダムX』で既に達成されているから、黒田さ

    nisoku2
    nisoku2 2009/03/29
    >「(ガンダム)X」の川崎(ヒロユキ)さんを超えたかった。全話脚本の最長記録が欲しかった。
  • http://xn--owt429bnip.net/2008/10/kannagi_op.php

  • 幻視球 : アニメ誌の転機、初めての金田伊功特集

    談話室オヤカタ:#153 廣田恵介さんがライターという仕事について語る(→音源はこちらのバックナンバー参照) アニメ評からグラビアポエムまで、仕事の幅が広い廣田恵介氏をゲストに迎え、「ライター」について語る回 後編。その中で、レギュラーの池田憲章氏が、金田伊功特集担当時のエピソードに触れていた。 TVアニメ初期のスター・アニメーター金田伊功。『アニメージュ』1980年11月号において、メディアは初めて彼の特集を組んだ。ページ構成を担当したのは、池田憲章氏。カラー8ページにわたる特集で、マニアックかつ高密度だ。 『アニメージュ』初代編集長の自伝『あの旗を撃て!』の寄稿にも、詳しい話が載っていますが、当時の池田氏は、アニメージュ編集部を横目で見ながら、特撮ムックの仕事をしていたそうです。それが、ある日、偶然、金田特集のうわさを耳にしたところから時代の転機が訪れる。 大塚康生、小松原一男、宮

  • 幻視球 : 市川崑監督とアニメーション

    突然の訃報に驚いた。監督自身の存在感も大きく、邦画全盛期の象徴「四騎の会」の最後の一人が!という衝撃もある。 個人的には、つい先日、『市川崑物語』を観たばかり…。 <アニメーター市川崑> 『市川崑物語』(監督:岩井俊二) これは、映画人、市川崑の幼少期から太平洋戦争を経て、 現在に至るまでの物語。これまであまり語られることのなかったアニメーター時代などが、貴重な写真や映像と共に語られる。 アニメファンには有名な話ですが、市川崑監督はアニメーション出身です。だけど、『市川崑物語』ほど詳細に扱ったものは、他に知らない。 過去のエピソードやフィルムはもちろん、「ミッキーマウスの時計」を大切にしていたり、今でも「ミッキーマウスのスリッパ」をはいている映像を観て、正直驚かされた。若い頃の一時の気持ちではなく、心底アニメーションが好きだったんだなぁと。 『市川崑物語』は、撮影した岩井監督の主観が

  • 幻視球 : 高松信司監督の自主制作映画『宇宙防衛軍ジェットマン』

    高松信司監督の自主制作映画が、Youtubeに上がっていた。 <高松監督とは> サンライズにおけるメタフィクション演出の第一人者。監督作『勇者特急マイトガイン』のメタ展開や最終回をはじめ、『機動新世紀ガンダムX』のメタ・ガンダム展開などで賛否両論を呼んだ。 個人的には、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』#108が強く印象に残っている。持ち前のメタ・アニメ展開に加えて、編中に高松監督人が実写で登場する破天荒ぶり! そのような経歴を踏まえ、谷口悟朗監督作品『スクライド』#8「最悪の脚」(登場人物が書いたシナリオに物語が侵される話)では、絵コンテ担当としてスポット的に起用されている。暗に「メタフィクションといえば、高松!」と言わんばかりのこの布陣は、アニメファンをにやりとさせた。 ちなみに、現在は、『銀魂』の監督として活躍中です。 前置きはこの辺にして、題の『宇宙防衛軍ジェットマン』。

  • 幻視球 : 幻の(?)アニメ雑誌『ブレーク・タイム』

    古書店にて購入。 表紙に「アニメのスタッフが作った業界誌」とある通り、発行元はアニメの制作会社。(株)スタジオワールド(※)の一角で編集作業が行われていたようです。(参考:当時、編集手伝いをされていた方の回想) この頃、アニメスタジオ各社が発行していたファンクラブ会報・ニュースペーパーの類とは趣きが異なり、印刷の質、ページ数、一流玩具メーカー&レコード会社の広告掲載など、まさに雑誌!ただ、どういったルートで販売されていたのかは不明。 【ここが凄い①】プレゼント当選者の氏名=社員 桜井弘明監督(当時・演出助手)の名前も。(参考:私達の未来は何処に?:ブレークタイム) 【ここが凄い②】主な取材先がタツノコ界隈 タツノコプロ出身の社長の人脈なのか、取材先に偏りが。押井守監督(元・タツノコプロ)のインタビュー、『超時空要塞マクロス』(タツノコプロ制作)のメイキング、創刊号では天野義孝氏(タツ

  • 幻視球 : 『新・UFO入門』と、唐沢氏の新書10年計画

    『社会派くんがゆく!RETURNS』が突っ込まなかったので、代わりに。 唐沢俊一氏は、私塾『文筆業サバイバル塾』を主催している。ライター志望者を塾生に迎え、講義形式で、業界における生き残りのノウハウを伝授するといった内容。 『新・UFO入門』に絡む一連の騒動を目にして、初めに思い出したのが、この授業の講義録でした。というのも、(今から考えると、まるで悪い冗談みたいだけど、)サバイバルのモデルケースとして、当時構想中だった『新・UFO入門』を挙げていたからです。 以下、『文筆業サバイバル塾 Vol.1』講義録※より引用。(※コミケにて購入。出版評論社NetShopでも買うことができる。) 某社のような中堅の出版社で一つの新書が創刊されると、(略)、出版社というのは意地でも新書のブランドを十年は潰しません。 ということはここで定期的に書いていけば、十年間仕事をここで取れる。まあドル箱という

  • 幻視球:『よつばの読書会。3rd』参加レポート

    連休を利用して、二泊三日で上京。初日は、『よつばの。読書会3rd』に参加しました。 同イベントには初参加。そもそも「読書会」という催し自体初体験なので、なにかと新鮮でした。同人関係のイベントとは思えないほど快適な環境(暑くも無く、寒くも無く)の中、自分のペースで、ひたすら読みたいを選んで読む!大満足です。 全体の様子。 僕が持ち込んだは、アニメ関係を中心に18冊。目玉は、山寛氏が執筆している同人誌…のつもりだったけど、客層に合っていたかどうかは不明。 読む人が絶え間なく居たようには見えたものの、評論は読むのに時間がかかるからかも…。『アニメ様』が割と好評だった。 自分の卓周辺の様子。配置は、そらさん(『の残滓』)のダイコンフィルム&ガイナックス系同人誌の向かい側。この一角が、アニメ同人誌コーナーらしい。そらさんには、イベントにかこつけて、書物の保存の仕方を質問してみたり。『

    nisoku2
    nisoku2 2007/07/24
    読みたい。>主催の小林治氏(現在アニメ演出家。『BECK』等を監督)が、鑑賞眼に欠けるアニメファンに対する憤りと、金田作画擁護の文章を載せていた。
  • 幻視球 : 「グレンラガン」#4、空腹と奇行

    『天元突破グレンラガン』#4 脚:山口 宏 絵コンテ・演出・作画監督:小林 治 今回は、登場人物全員が極度の空腹にさらされ、言動はおろか容姿までおかしくなってしまう、というギャグ寄りの内容でした。雲すらべ物に見えてしまう、ひどい空腹。 ここで少し話がずれますが。昔『ふしぎの海のナディア』で、主人公が毒キノコをべておかしくなってしまう回がありました。あの時は、「どうも普段と様子が違うらしい」というニュアンスを、顔を紫色に塗ることで記号的に表現していました。 で、仮にですが。それを観た感想として、いつもとキャラクターの雰囲気が違うとか、表情が変だとか、行動が不自然だとか、そういう批判の声が上がったとしたら、それは見当違いです。だって、「明らかに普段と違う状態での奇行」を描いた場面なのだから。 さて、話を元に戻しまして、「グレンラガン」#4ですが。(毒キノコをべた訳ではないので)登

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