前回まではスイッチ(SW)に適用される安全規格や使い方、選択のポイントなどについてその概要を説明してきました。 今回はSWのディレーティングの考え方や失敗事例などについて説明します。 電流ディレーティング 電源SW 一般的な電子機器用電源SWにとって通電時の電流はI2Rによる発熱(=損傷)を左右しますので使用に当たってはディレーティング(Derating=減定格)を取って使用しなければなりません。 ディレーティングの割合と市場故障率の間には密接な関係があり、そのような関係をまとめた資料としては米国の軍用資料MIL-HDBK217シリーズがあります。この資料は常に市場実績が反映されていて、市場故障率を算出する基礎資料としてよく用いられます。 このMIL-HDBK-271Fの14.1項スイッチによれば設計者が管理できる項目として負荷電流による負荷係数πLがあります。 ストレス比 S=(使用値/
前回まではスイッチ(SW)の基本構造や接点の定格表示、表面処理、硫化現象などについてその概要を説明してきました。 今回はSWの選び方と注意点について説明します。 1次側電源SWに適用される安全規格 1次側のACラインの断続に用いられる電源SWは故障モードによっては感電や発火などの危険な状態を招きかねません。したがって安全の観点から電源用SWについては各国で安全規格が定められています。 従来、この種の安全規格は各国の事情に沿った独自規格でしたが、現在では表1に示すようにIECの標準規格に従って各国で整合規格を定め国際的な標準化、共通化が進められています。 SWに関する日本での整合規格例を表1に示します。 表1:IECと整合規格の例 IEC規格番号 JIS規格番号 適用内容 IEC 61058-1
HPC向けスイッチなどを扱う「Mellanox」を取り上げる。この会社、対前年比で3割近い売り上げの伸びを記録し、絶好調だと聞く。なぜ、今、絶好調なのかその秘密を調べてみた。 連載目次 筆者は、世間と半導体業界の常識のギャップに戸惑うことがよくある。最近では、ソフトバンクによるARMの買収や、AIの文脈でNVIDIAが出てきたときなどだ。業界的にはARMもNVIDIAも「大手」といって差し支えない会社だと思っていたのだが、世間の反応は「謎の会社」というものだった。 ARMやNVIDIAをして「謎」であれば、多分、テレビコマーシャルで知名度のあるはずのIntelとSamsung以外は、みんな「謎」に違いない。その理由は簡単だ。一般消費者向けに商売をしている会社ではない、ということに尽きる。 謎の会社「Mellanox」って? 今回は、そんな謎の会社群の中でも「渋すぎる」会社を取り上げたいと思
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