気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 皆さん、日本の裁判では事件の「真相」は原則的に明らかにされないという事実をご存じですか? 貨幣を情報という本質から考察する最大のご利益の1つに、IT(情報技術)ネットワーク等を悪用する詐欺事件の本質を白日の下にさらし、かつ法律がなし得ない再犯防止のための具体的な知恵を、企業や個人にもたらすことが挙げられます。今回は少し力を入れて、それをご覧に入れたいと思います。 独創的な犯罪には効果を十分発揮しない「法律」 今月、新しい本を出しました。刑法の團藤重光先生に日本の法律の本質についていろいろな角度からお話をうかがった『反骨のコツ』(朝日新書)です。 詳しいことは、そちらも見ていただきたいのですが、今もし「出資法違反」あるいは「詐欺罪」で誰かが逮捕
これまで何度か偽造500円玉の話をしてきたが、硬貨ほど偽造しやすい通貨はない。このことは何度でも指摘しておきたい。 500円硬貨は1982年に500円紙幣の代わりとして登場した。これが旧500円硬貨である。広く流通している硬貨としては世界で最も価値の高い硬貨だ。一方、韓国の500ウォン硬貨は、日本円で価値は50円程度しかない。だが、大きさと重さはほぼ等しい。 この500ウォン硬貨が500円硬貨に変造されたのだ。旧500円硬貨より少し重かったため、ドリルで削り、重さを調整した変造500ウォン硬貨が大量に日本に持ち込まれ、全国の自動販売機や両替機で使用された。 99年には富山県で犯人が逮捕され、2000枚も押収された。 ちょうど同じ年、ある数人のアジア系外国人がわたしの元に大量の旧500円硬貨を持ってきたことがあった。そのうちの一人が「これは偽造品であることは間違いないが、どこが本物と
北朝鮮と中国の国境にある町では北朝鮮の女性たちが生きるために売春行為をしている。一夜だけの相手を務めることもあれば、民宿のようなホテルで3~4日間、メイドのように身の回りの世話までしてくれる女性たちもいる。 相場は3~4日で100ドルだ。これだけの額を北に持って帰れば大変な価値になる。ところが、かわいそうなことに支払いとして偽100ドル札を渡す客が多い。 また、通常、彼女たちは外貨を持っていても仕方ないので、多くはそのままヤミ両替商に持ち込んで、人民元に替え、食品や服などの生活物資を手に入れ、故郷に帰る。しかし、たちの悪いヤミ両替商に引っかかると、両替で偽人民元を渡される。そうなると、物資を買うことはできない。 偽の人民元はこうした国境の町だけでなく、中国全土に広がっている。中国は日本の10倍も人口を抱えている上に、クレジットカードなどほとんど使われていないので、日常的には現金が使わ
偽札で給料を支払い、抗議した社員を解雇 広東省の省都、広州市の新聞「広州日報」は2007年5月10日付で「工場が給料を偽札で支払い、従業員が抗議したら解雇」という表題の記事を掲載した。 佛山市順徳区均安鎮にあるデニム洗濯・染色工場は先頃、従業員100人に4月分の給与を支給したが、この中の20人が受領した給与には偽札が大量に含まれていた。これら20人はすべて湖北省からやって来た新規に採用された工員であり、初めて支給された給与に胸弾ませながら給与袋から真新しい紙幣を取り出して数え始めた。 だが、紙幣を数えていた胡という姓の工員は100元札の手触りがなんとなくおかしいことに気づいた。すべてではないが、質感が異なる100元札が交ざっている。そこで、胡は近所の小さなスーパーマーケットへ出向き、中国ではほとんどの店舗に置いてある偽札鑑別機にかけてもらったところ、彼の給与には偽100元札が何枚も含まれて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く