東京大学は、省エネガラス窓に応用できるフレキシブルな「透明反射遮熱フィルム」を開発した。可視光や電波の透過性が高く、熱線を遮る能力にも優れている。5G(第5世代移動通信)で用いられるマイクロ波帯域の電波を遮ることも無いという。 酸化物半導体ナノ粒子の近赤外表面プラズモン技術を応用 東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻/電気系工学専攻の松井裕章准教授らによる研究グループは2022年10月、省エネガラス窓に応用できるフレキシブルな「透明反射遮熱フィルム」を開発したと発表した。可視光や電波の透過性が高く、熱線を遮る能力にも優れている。5G(第5世代移動通信)で用いられるマイクロ波帯域の電波を遮ることも無いという。 窓から侵入する赤外光(熱線)を遮ることは、省エネにつながることから、ビルや住宅、自動車などの分野で、さまざまな研究がなされている。遮熱性能を有するガラス窓としてはこれま
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