「Skype」というインターネット電話ソフトが一般公開されてから,はや3年半。「IT業界は他業界の7倍の速度で進む」と古くから言われているが,この3年半はまるで20年のごとく,いまやSkypeはすっかり定着している。 米eBay傘下となったSkypeは今も目覚ましく成長を続けている。本コラムのテーマとしてSkypeを最後に取りあげたのは2005年の3月。当時の登録ユーザー数は3100万人(本コラム記事)。これだけでも十分インパクトのある数字だったが,その後のユーザー数はそれを大きく上回っている。1年後の2006年3月時点では9460万人と約3倍に,さらにそのほぼ1年後の今年2月現在では1億7100万人にまで増えている(図1)。 業績についても同じことが言える。2006年第4四半期における米eBayのSkype事業売上高は6600万ドル(関連記事)。同社がeBay傘下に入った前年同期から2.
第69回 モバイルの風を起こすのはだれ ― FON、iPhone、イー・モバイル 経営コンサルタント 大前 研一氏 2007年3月14日 どれほどユニークなプロジェクトであっても、市場の動向や投入タイミング次第で将来性が違ってくるものだ。そうしみじみ実感するのが FON である。 FON とは2004年にスペインでスタートした公衆無線LANサービスの一つだ。日本での知名度は現状ではいまひとつだが、海外ではまずまず成功を収めているといっていいだろう。世界での実績を見ると、アクセスポイントは約4万、会員数が約19万となっている。出資者にはグーグルやスカイプの名前も挙がっている。公衆無線LANのサービスを使えば、どこでも検索やスカイプ(インターネット電話)が利用できるので、両社が出資するのも当然ではあろう。 その FON が昨年(2006年)末、日本市場に参入してきたのである。日本では
世代で異なる中国人の家族観 恋人選びは外見よりも性格重視 中国人の家族観は、どちらかといえば欧米タイプに近い。仕事のためにはある程度家庭を犠牲にするのもやむを得ないという日本とは異なり、あくまで家族を重視した選択をすることが多い。しかし、経済成長によるライフスタイルの変化を受け、中国人の家族観にも何かしらの変化が起きているのではないだろうか。 サーチナ総合研究所では、新秦商務咨詢(上海)有限公司<上海サーチナ>を通じて2006年12月20-25日の期間で中国消費者対象のオンライン調査を実施し、北京市、上海市、広東省を中心とする中国全土のモニター2000人から有効回答を得た。 95%が「家族」に肯定的 まず、世界で最も信頼できるのは家族だと思うかと尋ねたところ、95%が肯定的な意見を持っていることが分かった。特に年齢50代以上の層で高く、逆に10代では低くなっている。どちらともいえな
IP-PBX製品の開発・販売とIP電話機の販売などを手がけるASPは3月14日,オープンソースIP-PBXソフトのAstertiskをベースにしたIP電話パッケージ製品「AT-1000」を発表した。3月15日に販売を始める。製品構成により,外線接続はアナログ電話,ISDN,IP電話(ユーエフネットの「G-LEX」)を選択できる。 AT-1000は,AsteriskベースのIP-PBXアプライアンスとIP電話機で構成される。具体的には(1)米ダイアロジックのアナログ4回線ボード「Diva Server V-ANALOG-4P」またはISDNボード「Diva Server V-BRI-2」,(2)(1)のボードを装着しAsteriskをプリインストールした米ヒューレット・パッカード(HP)製サーバー「ML110G4」,(3)ASPの固定型IP電話機「Sirius2000」(写真)が6台──であ
日商エレクトロニクスは,米RedDot Wireless Inc.(RDW社)の無線LANとWiMAXの統合LSI「MaxBand」のOEM販売を3月に日本で開始したことを明らかにした。無線LANのIEEE802.11a/b/gと,固定通信向けWiMAXのIEEE802.16-2004に準拠したMAC層回路およびベースバンド処理回路を1チップ上に集積したもの。日商エレクトロニクスは同LSIの販売で初年度3億円の売り上げを見込んでいるという。価格はまだ決めていない。 MaxBandは,256ポイントのFFTを4種類の無線仕様で共用する構成を取る。消費電力が300mWと非常に小さいがこれは「無線仕様の深いところまで知り尽くして設計したため」(RDW社)と説明する。ダイの寸法は明らかにしていないが,パッケージの寸法は14mm×14mm×1mmである。無線仕様のほかに,IEEE802.11作業部会
Webページ上に設置されたテキスト入力フォームを任意のテキストエディターで編集可能にする「Firefox」用拡張機能「It's All Text!」v0.4.2が、2月23日に公開された。「Firefox」v1.5以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP上の「Firefox」v2.0.0.2で動作確認した。現在、ライブラリサイト“Firefox Add-ons”からダウンロードできる。 「It's All Text!」は、Webページ上に設置されたテキスト入力フォームを好みのテキストエディターで編集可能にする「Firefox」用の拡張機能。普段使い慣れたテキストエディターで検索・置換機能などを活用すれば、ブログやWikiページで長くなりそうな文章を効率よく編集できるだろう。 本拡張機能をインストールしたら、まず設定画面で編集に利用したいテキストエディターを指定する。なお
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く