タグ

2019と品質に関するobata9のブックマーク (21)

  • 「品質不正リスク」を見抜く内部監査、見るべきポイントを解説

    「品質不正リスク」を見抜く内部監査、見るべきポイントを解説:事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋(6)(1/2 ページ) ISO9001を取得していているにもかかわらず、品質不祥事を起こした企業の調査報告書では、「内部監査の形骸化」が発生原因として取り上げられています。ISOの内部監査ではデータ改ざんなどの不正を前提としていないことが要因です。稿では、「品質不正リスク」に着目し、それぞれの代表的なリスクに対する自社の対応状況を監査するための視点を例示します。 ⇒連載「事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋」バックナンバー はじめに 「ISO9001の内部監査では、なぜ品質不正を発見できないのか?」 ISO9001を取得していているにもかかわらず、品質不祥事を起こした企業の調査報告書では、「内部監査の形骸化」が発生原因として取り上げられています。品質リスクには、「品質そのもののリスク」と「品質不正リ

    「品質不正リスク」を見抜く内部監査、見るべきポイントを解説
  • 品質不正発生に備えた「危機管理」の重要性――レジリエンスを高める

    品質不正発生に備えた「危機管理」の重要性――レジリエンスを高める:事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋(5)(1/3 ページ) 万が一、品質リスクが顕在化した場合に備えて危機管理の仕組みを整備しておくことが重要です。危機では複数のタスクが同時多発的に発生する中で、どのような準備ができ、実際の対応にあたる際にはどのようなことに留意すべきなのかを、「レジリエンス」という危機管理のキーワードを用いて解説します。 ⇒連載「事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋」バックナンバー はじめに――危機管理におけるキーワード「レジリエンス」 不正の未然防止、早期発見が重要であることは言うまでもありません。しかし海外を含めた事業の拡大、製品差別化のための技術高度化が進行するに伴って対応が難しくなっていることも確かであり、品質に関するリスクが顕在化してしまう可能性も否定できません。 そのため、品質リスクが顕在化した場合に

    品質不正発生に備えた「危機管理」の重要性――レジリエンスを高める
  • 逆走可能な設計だったシーサイドライン、軽視されていた安全

    無人自動運転の鉄道路線「金沢シーサイドライン」で逆走事故が起きた。進行方向が正しく伝わらず、来とは反対の方向に進行したのだ。詳細な原因は調査中だが、現時点で分かっている情報から判断する限り、安全重視のフェイルセーフ設計ではなかったといわざるを得ない。 2019年6月1日、横浜市内の新杉田駅と金沢八景駅を結ぶ金沢シーサイドライン(以下、シーサイドライン)で逆走事故が起きた(図1)。同日20時15分ごろ、始発の新杉田駅から出発しようとした車両(途中の並木中央駅行き、5両編成)が、来とは反対の方向に進行。線路終端の車止めに衝突し、停止した。この事故で乗客16人が負傷した。

    逆走可能な設計だったシーサイドライン、軽視されていた安全
  • 事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋

    “製造業における品質不正に対する処方箋”について、リスクコンサルタントの立場から解説してきた連載。最終回では、品質コンプライアンスを適正に実現するための経営の在り方について解説します。

    事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋
  • 品質不正の予防に向け、リスク観点で「サプライチェーンの見直し」をせよ

    品質不正の予防に向け、リスク観点で「サプライチェーンの見直し」をせよ:事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋(3)(1/2 ページ) 連載3回目となる今回は、品質不正の予防や品質不正が原因でサプライチェーンを寸断しないために、グローバルサプライチェーンリスクマネジメントという考え方を紹介し、各企業において取るべき施策の検討材料を提供します。 ⇒連載「事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋」バックナンバー はじめに――サプライチェーンそのものが品質不正の発生原因となりうる? 品質不正の発生原因はさまざまなものがありますが、対処療法的な対策に留まっているケースも多く見られます。発生原因として、ガバナンス不全や組織風土の問題が第三者委員会の報告書等でもよく指摘されていますが、根的な原因としてサプライチェーン自体が無理のある設計になっているケースも存在します。また、品質不正自体がサプライチェーンを寸断する原

    品質不正の予防に向け、リスク観点で「サプライチェーンの見直し」をせよ
  • 空中戦で制御困難に F35に「13の重大欠陥」 米軍事紙が指摘 高速でステルス性喪失も | 沖縄タイムス+プラス

    【平安名純代・米国特約記者】米オンライン軍事紙ディフェンス・ニュースは12日、米軍が保有する最新鋭ステルス戦闘機F35には「13の最も重大な欠陥」があると報じた。米海兵隊のF35Bには、飛行中に一定の速度を超えるとステルス性能を喪失する新たな欠陥などが見つかったなどと指摘している。

    空中戦で制御困難に F35に「13の重大欠陥」 米軍事紙が指摘 高速でステルス性喪失も | 沖縄タイムス+プラス
  • 不良発生時に製造と検査のデータをひも付け確認、プリント基板の生産性向上ソフト

    関連記事 オムロンが描く“現場”の力を最大化する自動化 オムロンは2018年8月28日、同社のモノづくり革新コンセプト「i-Automation(アイオートメーション)」への取り組みを紹介するととともに、そのモデル工場である京都府の綾部工場での自社実践の様子を紹介した。稿では前編で「i-Automation」を中心としたオムロンのFA戦略の概要をまとめ、後編で自社実践を行う綾部工場での現場の取り組みをお伝えする。 “ラインイベントゼロ”実現へ、オムロンが機械制御向けAIベンチャーと提携 オムロンは2018年11月29日、製造ラインで発生する不具合などをゼロにする“ラインイベントゼロ”を目指し、AIベンチャーのエイシングと提携し、制御機器向けAIエンジンを共同開発することを発表した。 工場自動化のホワイトスペースを狙え、主戦場は「搬送」と「検査」か 労働力不足が加速する中、人手がかかる作業

    不良発生時に製造と検査のデータをひも付け確認、プリント基板の生産性向上ソフト
  • AI製品の品質保証はどうする、日本初のガイドラインで品質と開発速度を両立せよ

    AI製品の品質保証はどうする、日初のガイドラインで品質と開発速度を両立せよ:AI基礎解説(1/3 ページ) AI技術を活用した製品の品質保証に関する調査/体系化、適用支援/応用、研究開発を推進するQA4AIコンソーシアムが、東京都内でイベント「Open QA4AI Conference」を開催。日初となる「AIプロダクト品質保証ガイドライン」について、同コンソーシアム 運営委員長の西康晴氏が説明した。 AI人工知能技術を活用した製品の品質保証に関する調査/体系化、適用支援/応用、研究開発を推進するQA4AIAIプロダクト品質保証)コンソーシアムは2019年5月17日、東京都内でイベント「Open QA4AI Conference」を開催した。 QA4AIコンソーシアムは2018年4月に、産学から24人と3つの組織/団体が発起人に名を連ねて設立された団体だ。約1年間の活動を経て会員

    AI製品の品質保証はどうする、日本初のガイドラインで品質と開発速度を両立せよ
  • 日本初のAIプロダクト品質保証ガイドライン、QA4AIコンソーシアムが発行へ

    QA4AIAIプロダクト品質保証)コンソーシアムは「AIプロダクト品質保証ガイドライン 2019.05版」を策定した。2019年5月17日に東京都内で開催する「Open QA4AI conference 2019」に合わせて発行する予定だ。 AI人工知能技術を活用した製品の品質保証に関する調査/体系化、適用支援/応用、研究開発を推進するQA4AIAIプロダクト品質保証)コンソーシアムは2019年5月13日、「AIプロダクト品質保証ガイドライン 2019.05版」を策定したと発表した。同年5月17日に東京都内で開催する「Open QA4AI conference 2019」に合わせて発行する予定。同コンソーシアムによれば、AIプロダクトの品質保証のためのガイドラインは「日初」(リリース文より)だという。 今回策定したAIプロダクト品質保証ガイドラインでは、AIプロダクトの品質保証に

    日本初のAIプロダクト品質保証ガイドライン、QA4AIコンソーシアムが発行へ
  • Samsung初の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」をゲットしたその日にディスプレイが破損したという報告

    2019年2月にSamsungが発表したのように開閉可能な折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Fold」は、体価格が1980ドル(約22万円)というかなり高価な端末です。2019年第2四半期にアメリカで発売される予定となっていますが、先行して端末をゲットしてレビューしているメディア関係者から「ゲットした当日にディスプレイが破損した」という報告が相次いでいます。 My Samsung Galaxy Fold screen broke after just a day - The Verge https://www.theverge.com/2019/4/17/18411510/samsung-galaxy-fold-broken-screen-debris-dust-hinge-flexible-bulge Galaxy Foldは開いた時には7.3インチ、閉じたときには4.6イン

    Samsung初の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」をゲットしたその日にディスプレイが破損したという報告
  • IHIが航空機エンジン部品製造でも不適切検査を公表、防衛エンジンも含む

    IHIは2019年4月8日、航空機エンジンの部品製造事業において社内規定に反する不適切検査があったと発表した。不適切検査の対象は民間航空機用エンジンに加え、防衛省向けエンジンも含まれることを明かした。 IHIは2019年4月8日、航空機エンジンの部品製造事業において社内規定に反する不適切検査があったと発表した。不適切検査の対象は民間航空機用エンジンに加え、防衛省向けエンジンも含まれることを明かした。 同年3月に公表した民間航空機エンジン整備事業における不適切検査の発覚を受け、同社では品質に関する総点検を全社で実施。航空機エンジン事業を全般的に詳細調査したところ、部品製造においても不適切検査があったことが判明した。 同社の航空機エンジン製造事業は相馬工場(福島県相馬市)、呉第二工場(広島県呉市)、瑞穂工場(東京都瑞穂町)で操業されている。これら工場を2017年1月~2019年1月の期間で調査

    IHIが航空機エンジン部品製造でも不適切検査を公表、防衛エンジンも含む
  • 相次ぐ品質不正、その発生原因と検討すべき対応策

    相次ぐ品質不正、その発生原因と検討すべき対応策:事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋(1)(1/2 ページ) 品質不正の連鎖は収束する気配を見せません。品質不正は一企業の問題で済むことでなく、産業全体の停滞を招く可能性も十分にあります。連載では相次ぐ品質不正から見える課題とその処方箋について、事例を交えつつ全7回で解説します。 2017年から始まる品質に関わる不正の連鎖は収束する気配を見せません。企業の多くはサプライチェーンの一部を担っており、品質不正は一企業の問題で済むことではありません。産業全体の停滞を招く可能性も十分に考えられますので、早急な対応が望まれます。 連載では、相次ぐ品質不正から見える課題とその処方箋について、リスクコンサルタントの立場から事例を交えつつ全7回で解説します。 1.品質不正とその発生要因 はじめに品質不正を発生要因の観点から整理します。品質不正の発生要因は「外

    相次ぐ品質不正、その発生原因と検討すべき対応策
  • 現場の「ポカヨケ」を設計者目線であらためて考えてみる

    現場での「ポカミス」はどうして発生するのか。そして、ポカミスを防止する「ポカヨケ」はどうすれば実現できるのか。ママさん設計者と一緒に考えてみよう! 皆さんこんにちは! Material工房・テクノフレキスの藤崎です。今回は2019年に入ってからMONOist向けに執筆した1目の記事になります。今年もよろしくお願いいたします。 2016年の連載コラム「ママさん設計者の「モノづくり放浪記」」(全6回)でもその一部をご紹介しましたが、ファブレスメーカーの当社では、治具や装置類の製作に必要な部品加工の95%くらいを毎回外注工場さんに依頼しています。 つい先日、仕入先登録してある外注工場さんを数えてみたら90社以上もありました。定期不定期かかわらず長年継続して依頼しているところもあれば、特殊な加工を1回だけお願いしてそれ以降はごぶさたなところもあったりとさまざまで、「こんなにたくさんの加工屋さんが

    現場の「ポカヨケ」を設計者目線であらためて考えてみる
  • SUBARU、道半ばで「正しい会社推進部」廃止

    SUBARUが3月1日に発表した4月1日付役員人事と組織改正で、風土改革を目的に昨年4月に設置した「正しい会社推進部」を廃止する。2017年10月の完成検査不正の発覚を受け、当時の社長だった吉永泰之会長の肝いりでスタートした組織だ。「正しい会社」の旗を掲げながら、不正発覚後も同じ不正を続けていたことが昨秋明らかになっている。目標の実現は道半ばのまま、コンプライアンスを別の組織に委ねることになる。 「風土改革が必要だ。改革は1年でやり切る」。吉永氏は正しい会社推進部の設置に際し、こう話していた。17年10月に無資格者が完成検査をしていた問題が発覚したことを受けた再発防止策の一環だった。17年12月末の時点で不正検査は終結したと説明してきたが、その後も不正は続いており、18年11月には3回目の不正検査のリコール(2月までの約43万台に10万台を追加)を発表した。 吉永氏は昨年3月、検査不正問題

    SUBARU、道半ばで「正しい会社推進部」廃止
  • 三菱電機グループ、品質保証の不適切行為が新たに判明

    三菱電機は2019年3月5日、同社グループの一部製品で関係機関への申請不備や品質管理上の不適切行為があったことを明らかにした。また、国土交通省は同日、同社製エレベーターの一部製品で国土交通大臣認定に不適合な仕様であることを公表した。 三菱電機は2019年3月5日、同社グループの一部製品で関係機関への申請不備や品質管理上の不適切行為があったことを明らかにした。また、国土交通省は同日、同社製エレベーターの一部製品で国土交通大臣認定に不適合な仕様であることを公表した。 三菱電機は、同社子会社のトーカン(千葉県松戸市)が2018年11月に公表した不適切検査を受けて、同社の国内全事業所と同社子会社を対象に品質保証体制の再検査を実施していた※)。今回明らかにした関係機関への申請不備と品質保証上の不適切行為はこの再検査によって発覚したものとなる。 ※)関連記事:三菱電機子会社、不適切検査を発表――該当製

    三菱電機グループ、品質保証の不適切行為が新たに判明
  • 日本製造業の品質保証が抱える問題、解決の方向性を示す

    製造業の品質保証が抱える問題、解決の方向性を示す:品質保証の質とIoTの融合(1)(1/3 ページ) 2017年後半から検査不正問題や製造不良による事故の発生が相次ぎ、高品質をウリとする日製造業ブランドを揺るがしかねない状況です。そこで連載では、これまで日製造業では品質保証をどう行ってきたのか、品質保証における問題は何かといった点に注目し、問題解決の方策について各種手法や最新技術の活用、組織マネジメント論の面から取り上げます。 大手自動車部品メーカーのリコールから始まり、2017年後半から検査不正問題や製造不良による事故の発生が相次いでいます。高品質をウリとする日製造業ブランドを揺るがしかねない状況です。 そこで連載では、これまで日製造業では品質保証をどう行ってきたのか、品質保証における問題は何かといった点に注目し、問題解決の方策について日の品質保証を支えるTQM(To

    日本製造業の品質保証が抱える問題、解決の方向性を示す
  • TSMC、フォトレジスト材の品質不良で5億ドル超の損失

    TSMCは、台湾南部にある同社最大規模の工場の一つである「Fab 14B」において、フォトレジスト材料の品質不良のために、ウエハーを廃棄処分したことを明らかにした。 TSMCは、台湾南部にある同社最大規模の工場の一つである「Fab 14B」において、フォトレジスト材料の品質不良のために、ウエハーを廃棄処分したことを明らかにした。 Fab 14Bは、MediaTekやHiSilicon、NVIDIAなどの顧客企業向けに半導体チップを製造しているが、今回の問題により、16nm/12nmウエハーの製造に影響が及んだという。このためTSMCは、2019年第1四半期の売上高予測について、当初の74億米ドルから、約7%に相当する約5億5000万米ドルの損失を差し引いて下方修正した。 同社では今回の問題により、ここ6カ月のうちに、サプライヤー各社に関連する生産上の混乱が2回も生じたことになる。2018年

    TSMC、フォトレジスト材の品質不良で5億ドル超の損失
  • 不良太陽光パネルは、こうして発火・延焼した!

    不良太陽光パネルは、こうして発火・延焼した! 消費者庁・報告書が解明した「住宅太陽光・火災」のプロセス 消費者庁は1月28日、住宅太陽光発電システムから発生した火災事故などに関する報告書を公開した。 前回は、この調査報告書から、太陽光パネルとケーブルから火災などが生じた13件の住宅の例を紹介した。ケーブルが発火元と見られる場合、施工不良が原因と推定されることが多い一方、パネルが発火元と見られるケースでは、多くの場合、原因は施工不良ではなく、パネルの不具合と推定されることなどを紹介した。 太陽光パネルやケーブルが発火元となる火災は、屋根への設置形態によって、屋根材への延焼による被害の度合いが異なることもわかった。火災の被害が大きくなったのは、屋根を構成している部材の一つである「野地板」に延焼した場合で、このような例が7件起きていた。この7件の火災は、すべて太陽光パネルと野地板の間に、鋼板な

    不良太陽光パネルは、こうして発火・延焼した!
  • 統計の食わず嫌いを直そう(その10)、ワインを飲まずに品質を予測する方法

    ソフトウェア業界に限らず、あらゆる分野でデータは分析されています。例えば、ワイン業界では「味」「香り」「色」などの測定可能な項目を選び、ワインの良否を判定します。統計アレルギーの解消には、身近な分野の事例を考えることも大事です。 今回は1980~90年代に世界のワイン業界で大きな話題となった「ワインを飲まずに、ワインの品質を予測する方法」を例に取り、統計のお話をします。 2. ビールとワイン 「お酒」」と聞いて、ビールを思い浮かべる人も多いでしょう。ビールは比較的安価でガブガブ飲めるため、飲み会の定番といえます。一方、ワインは750ccのボトル1が数百円から数百万円までと価格帯が異常に広く、スローペースで飲みます。 飲料としての両者の最大の違いが賞味期限でしょう。ビールは鮮度が命で、賞味期限を9カ月に設定しているものが多いようです(*1)。ビールと異なりワインには基的に賞味期限が設定さ

    統計の食わず嫌いを直そう(その10)、ワインを飲まずに品質を予測する方法
  • 2019年も検査不正は続くのか――モノづくりのプライドを調査報告書から学べ

    2019年も検査不正は続くのか――モノづくりのプライドを調査報告書から学べ:MONOist 2019年展望(1/4 ページ) 2018年に不適切検査を公表した企業は原因がどこにあると考え、どのようにして再発を防止するのか。その答えは各社の調査報告書でたどることができる。稿では、不正を犯す現場がどのような状況にあるのか、そして不正のない現場で今後不正を出さないためにできることを検討する。 2018年も相次いで発覚した製造業の品質問題。中でも、品質を確保するために欠かすことができない工程である「検査」に不祥事が目立つ。規定された試験条件の逸脱に始まり検査データの改ざん、果てには検査自体の未実施という事案もあった。 2018年に公表された不適切検査は18事案あった(MONOist編集部調べ)。表1に不適切検査の事案を示した。並んでいる企業名は化学製品等の素材メーカーから部品メーカー、最終製品メ

    2019年も検査不正は続くのか――モノづくりのプライドを調査報告書から学べ