三菱電機は「三菱モータ診断機能付マルチモータコントローラ」を発表した。モーターの電流信号から機械系や電気系の異常を自動検知し、突然の設備停止を防ぐ。 三菱電機は2020年11月1日、モーターの電流信号から異常を自動検知する「三菱モータ診断機能付マルチモータコントローラ(電流診断方式)」を発売した。モーターの運転や停止、保護、監視を集中管理する「三菱低圧モータコントロールセンタ用マルチモータコントローラ」の新製品となる。 モーターの電流信号をモーターコントロールセンターが取得し、解析することで異常を自動検知する。そのため、従来はベアリングのトラブルなど機械系の異常検知に必要だった、専用の診断装置が不要になった。機械系の異常だけでなく、レヤショートや回転子バーの損傷など電気系異常も検知できる。 また、モーターごとの正常な初期状態を記憶し、それを基にモーターの異常判定値を個別に自動設定する機能を