1)食品に含まれるトランス脂肪酸の評価基礎資料調査の報告について ・平成18年度に食品安全委員会が実施した国内に流通している食品386検体のトランス脂肪酸の含有量及び摂取量の調査結果から、日本人の一日当たりの平均的なトランス脂肪酸の推計摂取量は総エネルギー摂取量の0.3~0.6%であり、WHO/FAO合同専門家会合が目標とする一日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満であることが報告された。 その後、この報告に対して、3人の専門参考人から意見を聴取し、質疑を行った後、座長による以下の取りまとめが行われた。 ○偏った食事をしている場合などでは、平均値を上回る摂取量となる可能性があるため、脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとることが大切である。また、トランス脂肪酸のみでなく、脂肪全体の摂取の中におけるトランス脂肪酸の摂取を考え、総合的に考えることが大切である。 ○現時点