ゴールデンライス。漢字で書くと「金の米」。響きは一見キラキラして良さそうなのですが、つまり「遺伝子組み換えイネ」のことです。 このゴールデンライスには、ビタミンAの原料となるβ-カロテンが多く含まれ、メーカーは、発展途上国における健康問題、特にビタミンA欠乏症の解決になると主張していますが、いろいろな理由から物議を醸しています。 フィリピンで商業栽培についての議論が過熱していますが、このゴールデンライスは20年以上にわたって開発が続けられてきたにも関わらず今現在まだ商業化に至っていません。この主な原因として遺伝子工学の複雑さが指摘されています。 β-カロテンがどのように植物内で生成されているかなどの正確なメカニズムは理解されておらず、遺伝子工学上の複雑な操作が予測不可能な効果をもたすため、食品の安全性に影響を与える可能性もあります。 ■人体への安全性が保障されていない ゴールデンライスに含
イオン放射能自主検査からみるグリーンピースの企業への働きかけ 昨日、スーパーマーケット業界1位のイオンが「放射能“ゼロ”宣言」を発表した。 「ゼロ」は現実的に達成するのは難しいと思うが、ゲルマニウム半導体検出器で検出できる限界を少しでも超えたものは販売を見合わせるという姿勢は、これまでとは比べ物にならないほど画期的なものだ。 政府が定めた「食品の暫定基準値」をスーパー最大手が事実上無視することを決め、消費者のニーズに合わせるとしたわけだから政治的な影響も大きい。 イオンはさっそく自主検査の結果をウェブサイトで公開しはじめ、例えば水産物の結果で「めじまぐろ」からセシウム137が11Bq/kg検出されたため販売を見合わせている。政府の暫定基準が500Bq/kgだから、その約50分の1で販売を見合わせたことになる。 このイオンの取り組みについての詳細はこちらを読んでいただくとして、今回はグリーン
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