「時の鉄路」TOPへ→ ←三重県鉄道略史TOPへ 時の鉄路 〜 the History of Railways 〜 第9話 近鉄青山峠(総谷トンネル)事故の記録−S46.10.25 昭和46年10月25日夕刻、普段は静閑な青山高原に、地響きとともに轟音が響いた。しばらくすると町内有線放送から「上ノ村付近で大事故があった。町民はすぐ救出作業に出てください!」という放送が繰り返し流れる。地区住民は野良仕事を放り出し、消防団は一斉に救出作業に出向いた。事故の状態が分からないまま、事故現場に到着すると、あちらこちらからうめき声とともに「助けて〜!」と言う悲鳴にはじめて事故の大惨事を知ることになった・・・(「伊勢新聞」より) 世にいう「青山トンネル事故」の現場である。一般に「青山トンネル事故」と呼ばれているが、実際に事故が起きたのは青山トンネルより3つ手前の総谷トンネル西口、現在東青山(新駅