藤原新也氏の日記で、ここしばらく「新風舎」なるどうもちょっと気になる出版社についての情報が継続して載せられている。 この件以外にも、いわゆる自費出版業界にまつわるトラブルは非常によく目にする機会がある。しばらく前には碧天社の倒産によるトラブルがあったことも記憶に新しい。 自費出版本 幻!? 大手「碧天舎」倒産 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 「本を出す」ことは、大きな喜びとなることも多い。しかし、本を出すのにどれくらいの費用がかかるのか、あるいはどういう方法があるのかを知らないと、「自費出版商法」で「だまされた」と感じることもあるかもしれない。 今回は、本を出すいろいろな方法についてのまとめである。 ■ことのは過去記事の関連 メディアミックスならざる安直な「ウェブ本」は本当に売れるのか?――附:「自費出版」と「文筆業」の違い [絵文録ことの
あの夏、いちばん静かな海。 この映画の画面の上下(カミシモ)を考えてみたいと思う。 画面の右側を上手(カミテ)と言い左側を下手(シモテ)と言う。 これは演劇から借りられてきた言葉。 別役実著「別役実の演劇教室 舞台を遊ぶ」には「舞台には、上手から下手に風がゆるやかに吹いている」とあって別役自身もなぜだかはわからないが、そういう空間の傾向が確かにあると言う。で、その上手から下手の移動(順路)と下手から上手への移動(逆路)のニュアンスの違いを感じ取らなければいけないと続ける。 映画についても同じことが言われている。映画とはやや異なるかもしれないが「機動戦士ガンダム」で知られる富野由悠季著「映像の原則?ビギナーからプロまでのコンテ主義」では、しつこいくらいにこの原則の遵守を強調している。 「あの夏、いちばん静かな海」では、毎日の海までの道行きは、下手から上手の逆路でとらえられる。もち
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く