正直者は馬鹿を見ない。ストレスがたまらない。
本来は言語情報処理などが専門の影浦峡・東大教授が、3.11後のメディアに表れた、放射能の影響を過少に見積もる報道を、批判的に読み解く「メディア・リテラシー」の実践的書物。特に、素人には分かりにくい放射能の単位ベクレルとシーベルトの関係などについても、きちんと解説されている。最悪のことを考えてなるべく避難するべきだ、との一貫した主張が貫かれている。 著者は、インターネットを理由とする物価の下落を「ネットデフレ」と呼び、これが雇用の悪化など経済に悪影響を及ぼすと警鐘を鳴らす。確かにそうした側面はあるが、ネットデフレのおかげで一般の消費者が多大な利益をこうむっていることも事実だから、この問題の「解決」は難しいだろう。著者は、現在のネット取引が「自動販売機」的になっているとして、窓口と同じような人的サービスをネットで実現する仕組みを実際に開発する企業の経営者で、本書も後半はその宣伝めいてくる。化粧
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