排除の現象学 (ちくま学芸文庫) 作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/07/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (15件) を見る 解説によれば、著者は元々考古学的な意味での異人や境界と共同体との関係を専門とする人であり、この『排除の現象学』はその理論を現代の事件に当てはめて思考した、応用編ともいえる作品です。「現代」といっても本書は1986年に初版が出版されているため、その扱われている事件は70年代から80年代に起こったものです。しかしその考察と理論の枠組みは現代でも有効です。社会的な生き物として共同体を営む存在である人間に普遍的な枠組みだと思わされます。 この本は鷲田清一がその著書の中で紹介していたため手に取ることになりました。本書は、鷲田の「〈わたし〉は〈わたし〉でないものを差別することによって〈わたし〉たり得る」とい
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