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ブックマーク / tanakaryusaku.jp (27)

  • カルディコット博士 「福島では“犯罪的”で“非道徳”なことが行われている」

    オーストラリアの小児科医で放射能障害に詳しいヘレン・カルディコット博士の記者会見が19日、衆議院第一議員会館内で開かれた。博士は日各地で講演ツアーを行っている。 衆院解散を受けメディアの関心が選挙一色になるなか、会見には海外テレビ局1社と数人の記者のみが集まった。カルディコット博士は何度も“犯罪的”、“非人道的”という言葉を多用し、これを伝えようとしないマスコミも批判した。日社会に対するいらだちが随所に感じられた。 冒頭、カルディコット博士は「福島の高線量地域で、子供や妊婦、妊娠可能な年齢の女性を避難させないのは“医学的犯罪”だ。18歳未満の子供に超音波検査を実施したところ、約40%の子供に甲状腺異常が見つかったという。これは小児科の見地からみて極めて異常だ。」と語り、福島の被曝量がチェルノブイリをはるかに上回っていることを指摘した。 また、子供や妊婦、妊娠可能な女性の移住について「

    カルディコット博士 「福島では“犯罪的”で“非道徳”なことが行われている」
    quatroshe
    quatroshe 2012/11/21
  • 政府 パブコメ分析を三菱総研に丸投げ、「原発ゼロ」を過小評価

    「原発ゼロの会」の聴取に応じる内閣官房(エネルギー・環境会議事務局)の官僚。出身省庁は経産省だ。=28日、衆院会館。写真:田中撮影= 原発割合をめぐり国民の意見を聞くと称して今夏政府が行った「意見聴取会」「パブリックコメント」「討論型世論調査」の分析を、政府が三菱総研に丸投げしていたことが分かった。 超党派の国会議員で作る「原発ゼロの会」が28日、国会内で開いた「国民的議論に関する検証会合」で明らかになった。 「意見聴取会(会場でのアンケート調査)」「パブリックコメント」「討論型世論調査」は、いずれも原発ゼロシナリオが1位を占めた。 ところが調査結果資料には有識者からの指摘として次のような指摘がなされている(有識者とは誰なのかも判然としない)―― 【意見聴取会】・・・時間があり、関心が高い方がこられるということで、国民の意見の縮図とは異なる。 【パブリックコメント】・・・強い意見を持った人

    政府 パブコメ分析を三菱総研に丸投げ、「原発ゼロ」を過小評価
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    quatroshe 2012/09/04
  • 関電労組「署名撤回しろ」 原発再稼働で民主党議員を脅す

    関西電力の労働組合が「大飯原発再稼働問題で政府に慎重な判断を求める署名」に名を連ねた民主党議員に対して「署名を撤回するように」と求め「さもなくば次の選挙は推薦しない」と脅していたことがわかった。 中川おさむ衆院議員(大阪18区)が今夕開かれた、「脱原発」院内集会で明らかにした。再稼働をめぐる労働組合からの圧力は、一部週刊誌などで報じられていたが、超党派の国会議員も含めて約200人もが集まった場所で公にされるのは初めて。 中川議員によれば、関電労組から11日、同議員の地元事務所に問合わせの電話があった。中川氏は地元秘書を関電労組に説明に行かせ「信念で行ったことなので署名は撤回しない」と答えた。すると関電労組から「次の選挙は推薦しない」と通告されたという。 同じく署名した辻恵議員(大阪17区)もこの日の院内集会で「私も(関電労組から)応援しないと言われています」と明かした。 中川氏は「(脅され

    関電労組「署名撤回しろ」 原発再稼働で民主党議員を脅す
  • 指定弁護士が「小沢氏を控訴するからね」と言ったから、今日は司法の暗黒記念日

    検察と検察審査会制度がもたらした混乱に終止符が打たれることはなかった。政治資金規正法違反の罪に問われ一審で無罪判決を受けた小沢一郎・元民主党代表を、検察官役の指定弁護士はきょう、控訴した。 3人の指定弁護士は東京地裁内の司法記者クラブで記者会見した。控訴を決めた理由について主任格の大室俊三弁護士は「一審判決に事実誤認があり、(二審で)修正可能だと判断したため」とした。「二審では主文(判決を)変えることができる」とも述べ、自信をのぞかせた。 大室弁護士は「(秘書と小沢氏との)共謀が認められないというのは証拠に照らしておかしい」と、一審の事実誤認について見解を示した。 「東京地検特捜部が虚偽報告書を検察審査会に送付し強制起訴させた陸山会事件は、起訴の有効性が疑われているのである。それをさらに控訴することは政治裁判となりはしないだろうか?」筆者は大室弁護士に質問した。 「政治裁判ではない」。大室

    指定弁護士が「小沢氏を控訴するからね」と言ったから、今日は司法の暗黒記念日
  • 再稼働慎重派と推進派が激突 メディアを排除し密室会議

    「再稼働反対」世論の高まりを察してか、憮然とする推進派の巨頭。直嶋元経産相(左端)と中山元経産政務官(右端)。=17日午後、衆院会館。写真:筆者撮影 = 民主党内の原発再稼働・慎重派と推進派が激突した。慎重派の『原発事故収束PT』と推進派の『エネルギーPT』、『経産部門』が17日、衆院会館で初めて合同で会議を開いたのである。 会議は両陣営の座長の挨拶で始まった。 『エネルギーPT』の大畠章宏座長は元経産大臣にして原発プラント(日立)の設計に携わった経歴を持つ。大畠座長は「今年の夏の電力需給を詳細に検討した結果、安全性の確認された原子力発電所は政府の責任において稼働させるべきであろう」と再稼働を求めた。 『原発事故収束PT』の荒井聡座長は真反対だ。「政府事故調、国会事故調が終了していない。規制庁もまだ発足していない。避難計画、ベントフィルター、免震重要棟もまだ…」。荒井座長は再稼働に前のめり

    再稼働慎重派と推進派が激突 メディアを排除し密室会議
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    quatroshe 2012/04/19
  • 【Occupy モンサント】 遺伝子組み換え作物 すでに茨城で栽培

    SECOMの監視装置が目を光らせるなか『立ち入り禁止』の看板があたりを睥睨する。=17日、茨城県河内町。写真:筆者撮影= 遺伝子組み換え品に危機感を持つ首都圏の市民らと共に、茨城県稲敷郡河内町にある「日モンサント隔離ほ場」を訪ねた。叩きつけるような雨のなか、田園地帯を進むと、鉄柵と金網で厳重に囲まれた「ほ場」があった。 『試験栽培中につき関係者以外の立ち入りを禁止します』の看板が、ものものしい。訪問ツアーを企画した地元男性(50代)は「警戒が厳しくなっているなあ。去年の秋まではこんなじゃなかったのに…」と忌々しそうに呟いた。 2,000㎡余りの「ほ場」では、2004年から遺伝子組み換え作物が栽培されている。前出の地元男性は、少なくとも「とうもろこし」と「大豆」の2種類を確認した、という。日モンサント社のHPでも紹介されている。 「ほ場」から飛んできた花粉を周辺農家の作物が受粉すると、

    【Occupy モンサント】 遺伝子組み換え作物 すでに茨城で栽培
  • 柏、岩手など 子供たちの尿からセシウム 「地元野菜を食べていた」

    材による体内被曝は、NHK報道とはウラハラに深刻だった。『福島老朽原発を考える会・放射能測定プロジェクト』が、福島県、岩手県、宮城県、千葉県の子供たちの尿をフランスの独立系放射能測定機関ACROに送って調べたところ、21人中12人から放射性物質セシウムが検出された。 『同測定プロジェクト』が昨年5月に福島県内の子供を対象に行った尿検査では10人中10人からセシウムが検出された。この検査以来ACROに月2回、子供たちの尿を送って解析を依頼している。尿は1検体につき500mlで、ACROは24時間かけて解析する。 対象地域を広げたのは、昨年9月、岩手県一関市に住む4歳の女の子の尿からセシウムが4・64ベクレル/ℓ という高い値で検出されたのがきっかけだった。 検出されたセシウム134、137の合計中、最小値は宮城県伊具郡9歳男児の0.79ベクレル/ℓ で、最大値は福島県福島市17歳男子の3.

    柏、岩手など 子供たちの尿からセシウム 「地元野菜を食べていた」
  • 保安院「12人の委員が原発メーカー、電力会社から報酬」の事実公表―収賄は否定

    経産省原子力安全・保安院はきょう、原子力の安全性を審議する専門家委員のうち、少なくとも12人の委員が原発メーカーや電力会社などから報酬を受け取っていたことを明らかにした。12人は大学教授や名誉教授といった学識経験者が中心。 保安院は贈った側の企業名ともらった側の専門家委員の氏名は公表していない。もらった金額についても、最高金額が1人年間500万円という他は明らかにしなかった。 きょう午前の記者会見で、筆者は保安院の森山善範審議官に次のように質した―― 「専門家委員は国の原子力行政を左右する権限を持つ。なおかつ国立大学の教授であれば、立派な収賄だ。審議を委託する保安院として収賄で刑事告訴するつもりはないのか?」 森山審議官は「(当人から事情を聞いた結果)個別の案件には影響していない。審議会の中立性を損ねていない」と否定した。 官僚や学者は、どこまで世間の常識を逸脱すれば気が済むのか。呆れる他

    保安院「12人の委員が原発メーカー、電力会社から報酬」の事実公表―収賄は否定
  • 【国会・原発事故調】 デタラメ学者と無能官僚「A級戦犯の逃げ口上」

    黒川清・原発事故調査委員長。限りなくズサンな原子力安全対策に呆れ顔だった。=15日、衆院第16委員室。写真:筆者撮影= 国会の「東電福島原発事故調査委員会」が15日、開かれた。第4回目のこの日は事故をここまで甚大にした“A級戦犯”の二枚看板に対する事情聴取である。経産省原子力安全・保安院の寺坂信昭・前院長と内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長の答弁は“期待”に違わぬものだった。 トップバッターは班目委員長だ。 黒川清委員長が「今回の事故をどのように総括していますか?」と聞くと班目氏の口からは驚くべき発言が飛び出した。「これまでの安全指針に瑕疵があった、と認めざるを得ない。お詫びする」。 刑事被告人が罪状認否で罪を全面的に認めて反省と謝罪を述べ、減刑を勝ち取る―この手に出たのか、と筆者は思った。 だが「マダラメ、デタラメ」と異名を取る人物は、そこまで単純ではなかった。続く答弁では電力会社と

    【国会・原発事故調】 デタラメ学者と無能官僚「A級戦犯の逃げ口上」
  • ストレステスト会議 枝野経産相「傍聴排除決定」、献金受けた推進派が司会進行はウヤムヤ 

    「別室のモニターで傍聴して頂くことにした」と発表する枝野幸男経産相。=20日、経産省・記者会見室。写真:筆者撮影= 恐れていたことが現実となった。原発再稼働の前提となるストレステストをめぐる専門家の意見聴取会議から傍聴者は締め出されることが決まった。 枝野幸男経産相はきょう、記者会見で「今後、別室でモニターを通して傍聴していただく」との方針を明らかにした。傍聴できるのは事前登録者に限ってだ。 枝野大臣は「一昨日(18日)の意見聴取会の残念な状況を踏まえて」と理由を説明した。この日、原子力安全保安院が傍聴の市民を排除して意見聴取の会議を別室で開こうとしたことから、会議は紛糾した。枝野大臣は「議論のための環境整備」としているが、傍聴者を排除してまで強行する理由はどこにあるのだろうか。フリーランスやネットメディアの記者から質問が出た。 ニコ生・七尾氏:あらかじめ傍聴のルールを決めて守れなかった人

    ストレステスト会議 枝野経産相「傍聴排除決定」、献金受けた推進派が司会進行はウヤムヤ 
  • 細野原発事故担当相ご乱心 「福島を日本で最もガン発生の少ない県にする」

    ご教祖様に洗脳されたかのように話す細野氏。その目は怪しく輝いていた。右隣は東電・相澤善吾副社長。=19日、日外国特派員協会。写真:筆者撮影= 世間知らずな民主党の政治家は、かくも容易に学者や官僚から洗脳されるのだろうか。政治家とは細野豪志・原発事故担当相のことである。 細野大臣は19日、東電の相澤善吾副社長らと共に日外国特派員協会で記者会見を開いた。細野氏は「原発事故収束」発言をめぐって前日、福島県の佐藤雄平知事から不快感を示されている。少しは遠慮するのかと思っていたが、逆だった。 細野氏は16日の「収束宣言」同様、高らかに謳いあげた―「福島第一原発の事故はオンサイトにおいて収束した。収束状態とは福島の人を再び恐怖に陥れることはない、という意味です」。 筆者は細野氏の現状認識を疑った。子供の内部被曝に怯えながら、経済的な事情で福島から脱出できない人々が聞いたら、怒りに体を震わせるだろう

    細野原発事故担当相ご乱心 「福島を日本で最もガン発生の少ない県にする」
  • 【要塞勝俣屋敷】テルアビブの米国大使館よりも堅牢―炭小屋に身を潜める電力業界の最高権力者

    勝俣邸前を訪れた報道陣を追い返す警察官。右端はポリスボックス。(25日、新宿区左門町。写真:筆者撮影) 日国民を放射能の恐怖に陥れ、福島県民の生活を破壊しながら、誰一人として責任を問われない東京電力。その頂点に君臨する勝俣恒久会長の屋敷(新宿区左門町)は、テルアビブの米国大使館よりも堅牢だった。正面は分厚いコンクリートの壁だらけで窓はない。要塞さながらである。ポリスボックスまで設けられており、警察官とガードマン(ALSOK)が守りを固める。 JRや民間の工場などが大きな事故を起こしたら、警察の捜査が入るのが普通である。責任者に安全管理義務違反があれば、「業務上過失傷害」などで検挙される。ところがチェルノブイリ原発事故と同じ世界最大級の事故を引き起こしていながら、東電の刑事責任を問う動きは全く見られない。 ならば、市民が怒りの声を挙げようと直接の行動に出た。勝俣邸を訪ね「東電の解散」を迫ろ

    【要塞勝俣屋敷】テルアビブの米国大使館よりも堅牢―炭小屋に身を潜める電力業界の最高権力者
  • 【電気料金値上げ】 庶民の猛反対よそに記者クラブの「東電援護質問」

    「東電から電気を買わないようにすることも大事。値上げは納得がいかない」。男性は憤りを隠さなかった。=23日、渋谷ハチ公前。写真:中野博子撮影= 東京電力は22日午前、記者クラブだけに質問させる「電気料金値上げ記者会見」を開いた。そもそも抜き打ちのような形だったため、ほとんどのフリーランスはこの記者会見に出席していなかった。木野龍逸、おしどりマコさんら常連出席者さえも知らないままだった。 筆者がニコ生で確認したところ、ほぼ1時間(65分)にわたる記者会見で質問したのは9社13人(日経が3人、時事と朝日が2人づつ)。「値上げを利用者に転嫁する」ことへの疑問など東電の責任を追及する質問は一切出ず、値上げの幅と値上げ開始時期などに集中した。東電の補足説明を誘い出す「値上げ援護記者会見」となった。 ニコ生のコメント欄には「フリーは来てないのか?」という書き込みが頻繁に踊った。記者会見終盤には「新聞村

    【電気料金値上げ】 庶民の猛反対よそに記者クラブの「東電援護質問」
  • 「冷温停止」 最後の合同会見で世紀の大ウソ

    「冷温停止より原発停止」。放射能防護服を着て抗議するグリーンピースのメンバー=16日夕、首相官邸前。写真:筆者撮影= 世紀の大ウソつきが遂に居直った。政府・東電は16日、爆発、放射能漏れ事故を起こした福島第一原子力発電所の原子炉が「冷温停止状態となった」と発表した。細野豪志・原発事故担当相は「オンサイトの事故は収束した」と高らかに宣言した。 破損した燃料棒がどこにあるのか定かではないのに、なぜ「冷温停止」を宣言できるのか。東電の松純一・原子力立地部長代理は「圧力容器から抜け落ちて格納容器の底に留まっているものと見られる」。いつもの木で鼻をくくったような口調で幻想を振り撒いた。 圧力容器の厚さは16センチ、格納容器は3センチ。両者とも鋼鉄製だ。数千度までに熱せられた燃料棒が、ぶ厚い圧力容器を突き破ったのであれば、薄い格納容器も突き破ったと考えるのが妥当だ。 園田康博政務官に上記をぶつける

    「冷温停止」 最後の合同会見で世紀の大ウソ
  • 「これでは年越せない」 福島の母たちを寒風に立たす東電の非情

    「入れろ」「ダメ」の押し問答が続き緊迫した東電正門前。左は東電原子力損害センターのアイダ氏、右は福島の女性。=28日、写真:筆者撮影= 今日28日は世間で言う御用納めだ。だが原発事故で子供たちを被曝させられた福島の母親たちの怒りは、年が終わるからと言って収まりがつくわけではない。「廃炉や避難の補償」などを求めて東京電力店(内幸町)に交渉を求めたが、東電側は玄関先で対応するに留まった。 朝6時福島市を貸切バスで出発した「原発いらない 福島の女たち」は、正午前、東京に到着。事前了承(アポ)を得ての訪問だったため、取締役レベルとの交渉に臨む構えだった。 だが、建物の中にも入れてもらえず、対応したのは原子力損害センターのヒラ社員だった。東電は当初、女性たちが正門の内側に入ることも拒否した。門前払いである。「入れろ」「だめ」の押し問答がしばらく続いた。 だが、「アポも取っているのにどうして話を聞い

    「これでは年越せない」 福島の母たちを寒風に立たす東電の非情
    quatroshe
    quatroshe 2011/12/29
    “電力政策に影響力のある自民党議員や民主党議員の仲介を得た農協、漁協などは本館の応接室に招き入れられ、取締役が対応する”
  • 【検証】細野大臣は「低線量被曝WG」の御用学者らに寄ってたかって洗脳された

    飯舘村の山林に自生するキノコ。放射性物質が濃縮されている。福島県が「除染の拠点」になってもべることはできない。=写真:筆者撮影= 19日、日外国特派員協会で開かれた記者会見で「福島のガン発生率を全国で最も低い県にする」と“迷言”した細野豪志・原発事故担当相。記者会見での発言内容を聞くと、『ミスター100mSv』の山下俊一・福島県立医大副学長が、原発事故後間もなく(4月1日)飯舘村で開いた非公開セミナーと基的な考え方が同じことに驚く―― 細野大臣「100mSv以下ということになると、疫学調査は行われてきたけれど、他のガンのリスクに隠れてしまい、隠れてしまうほど小さいものですから、放射線によるリスクの明らかな増加を証明することは難しい…」 山下俊一氏「ガンのリスクが上がるのは年間100mSv以上である。それ未満であればリスクはゼロと考えてよい」(セミナー出席者の質問に答えて) 細野大臣「

    【検証】細野大臣は「低線量被曝WG」の御用学者らに寄ってたかって洗脳された
  • 【ウォール街占拠】 ピューリッツァー賞記者は庶民に味方し逮捕された

    逮捕を覚悟で抗議の座り込みをするクリス・ヘッジズ記者(拡声器を持った警察官の左隣)。=3日(現地時間)、ゴールドマン・サックスが入居するビルの玄関前。写真:筆者撮影= 日米のマスコミ記者の違いを、これほど見せつけられたことはなかった。3日に起きたピューリッツァー賞受賞記者の逮捕劇のことである。 クリス・ヘッジズ氏(55歳)。海外特派員として20年に渡り中米、中東、アフリカ、東欧情勢を見つめ、2002年にはニューヨークタイムズ取材陣の一員としてピューリッツァー賞を受賞する。 超格差社会を作り出し庶民を生活苦に落とし込む米金融資の総山「ゴールドマン・サックス」に、100人余りの市民がデモをかけた。デモ隊の中には、クリス・ヘッジズ氏の姿があった。 一行のうち10数人はゴールドマン・サックスが入るビルの玄関前で座り込んだ。ヘッジズ氏も一緒に腰を地面に据える。「座り込みを止めて退去しなさい。さも

    【ウォール街占拠】 ピューリッツァー賞記者は庶民に味方し逮捕された
  • 飯舘村 御用学者に振り回されたあげくに

    飯舘村曲田地区は浪江町との境。土壌からチェルノブイリ事故の強制移住基準を超えるセシウムが検出された。 空気線量も高い値を記録し続けている。(25日、 写真:筆者撮影) 東電福島第一原発から北西に離れた飯舘村は、村の最南端がかろうじて原発から30キロ圏内にかかる。車で走れば60キロもある。福島県内でも指折り標高の高い山あいの村だ。 3月12日の1号機爆発を皮切りに3号機、2号機が爆発すると、飯舘村には周辺の市町村から次々と避難民が押し寄せた。山影で放射能から身を守れると思ったのだろう。避難民は最盛期には1,500人から2,000人にのぼり、学校の体育館などに宿泊した。 爆発から10日余りが経った3月25日、福島県放射線リスクアドバイザーの高村昇・長崎大学院教授が村を訪れ講演した。高村教授は「ミスター100mSv」の異名をとる山下俊一教授門下である。 村人300人が集まり耳を傾けた。村民が「こ

    飯舘村 御用学者に振り回されたあげくに
  • 【原発作業員死亡】 東電の情報隠しに手を貸す園田政務官の無能ぶり

    メモを棒読みする園田康博・内閣府政務官。彼自身が把握している事柄はほとんどない。(13日夕、東電店・内幸町。写真:筆者撮影) 小・中学生に「コンニャク問答」の意味を教えたかったら、東電店の記者会見場に連れて来て、園田康博・内閣府政務官の答弁を聞かせると最適だ。 東電福島第一原発で事故処理にあたっている作業員が短期間に3人死亡している問題について、引き続き13日も園田政務官を追及した。前回11日の記者会見で、園田氏は「対応は東電にお任せしている」と他人ごとのように答えていたからである。 労働災害それも死亡事故が発生した場合、必ずと言ってよいほど警察の捜査が入る。労基署の査察もだ。 「なぜ東電だけ捜査が入らないのか?」と筆者は質問した。 園田氏は「各機関が適切に対応している」「ご遺族との接触がまだとれていない」とかわそうとした。 「警察など行政機関がどうして動かないのか?どうして東電だけ特

    【原発作業員死亡】 東電の情報隠しに手を貸す園田政務官の無能ぶり
  • 「小沢記者会見」報道のウソを暴く―TBSキャスターの掟破り

    自らのルール違反を指摘されて憮然とするTBSの松原キャスター(中央)。悔し紛れに「ひどい記者会見だ」と言い放った。=6日夕、衆院第2会館。写真:筆者撮影= 陸山会事件の初公判後(6日夕)、小沢一郎・元民主党代表が開いた記者会見をめぐる報道は、各紙・各局とも批判一色だった。それをとやかく言うつもりはない。批判は自由だからだ。だが、事実をねじ曲げて自らを正当化するのは、戦中の大営発表と同じではないだろうか。 記者会見の現場に臨んでいない読者(国民)が、騙される記述がある。それは「テレビ局記者が4億円の融資署名を聞いたことに小沢氏が答えなかった」とするくだりだ。 朝・毎・読は翌7日の朝刊で次のように報道している―― 「テレビ局の記者の質問は答えを得られず」(朝日)、「別の記者が質問する順番だとして質問者をたしなめた」(毎日)、「民放記者の質問を制止」(読売) こうなった背景はものの見事にネグレ

    「小沢記者会見」報道のウソを暴く―TBSキャスターの掟破り