なにか特別なことができる、って信じてたあの頃。今はその反対で、自分は何もできない、って思ってる。ひょっとしたらどちらもまちがった考え方なのかもしれない。 朝、保育園にトッキーを送り届けてから、しなもんを病院に連れて行く。昨日受けたエコー検査の結果を聞くためだ。以前から血尿が頻繁に出ていて、老犬によくある前立腺肥大や膀胱結石を疑われていたので、それらをはっきりさせるために初めてエコーで調べてもらうことになり、今後について医師と話し合うことになった。結果、前立腺肥大、膀胱結石、腎臓壁の石灰化などの症状が見られたが、どれも緊急性があるわけではないため、しばらくは薬と食事療法で様子を見ることになった。もう13才のしなもん。手術をするなら早いほうが良いということで、しばらくは定期的に検査をして手術の可能性も探っていこう、ということになった。 病院での長く憂鬱な時間を過ごしたあと、家に戻って仕事をする