クリックして拡大する灯油などの救援物資を積んで仙台港に入った、海上自衛隊の輸送艦・おおすみ=19日午前8時、宮城県仙台市宮城野区(本社ヘリから、門井聡撮影) 海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8900トン)が19日早朝、仙台港に接岸し、灯油200リットル入りドラム缶70本と浜松市から仙台市への救援物資を陸揚げした。宮城県内で護衛艦が接岸したのは震災後初めて。 浜松市から飲料水(1.5リットル2万8千本)やアルファ化米(4800食)などを受け取りにきた仙台市危機管理室の永井誠さんは海上自衛隊で最大級の輸送艦の威容に「何かほっとする。市民にも十分に救援物資が届くということで安心してもらえるのでは」と話していた。 海上自衛隊は被災地の沖合に57隻の護衛艦を展開しており、おおすみも当面は仙台の沖合に止まる予定。