いまさらながら、クライメイトゲート事件にコメントしてみる。 化学の専門家が科学史上最悪のスキャンダル?! “Climategate” | Chem-Station (ケムステ)で「大変だ—(><)」と随分と盛り上がっているようだし。 事件の発端がセンセーショナルであり、かつCOP15開催前という絶妙のタイミングで起きた事件だけに、マスコミの報道は過熱気味である(ただし日本は除く)。要はマイケルマンのホッケースティック論争の話だが、あれはもう古い話で、なぜいまさら騒ぐのだろうという印象だ。日本の温暖化旗振り役である国立環境研究所の江守氏でさえ、IPCC 第3次評価報告書の時点で、ホッケースティックの図には眉に唾をつけて見ていた(ソース俺)。結局、古気候学の人々からイチャモンが続出して、IPCC第4次評価報告書ではホッケースティックの図は改定された。IPCCもやりすぎであると認めた(?)わけで