今、橋下徹大阪市長の動きが中央政界を揺さぶっている。橋下市長が主張する大阪都構想を実現するためには、地方自治法改正(ないし特例を定める立法)が必要だ。これが、今の国会情勢ではなかなか成立しないので、大阪維新の会が国政進出を目指してうごめき、「維新八策」を検討するようになった。 中央政界の政党は、大阪都構想に前向きという。みんなの党は3月9日に正式に法案を参議院に提出した。他の政党でも、独自の法案を準備する動きが進んでおり、特に自民党は、3月に入って、大都市問題に関する検討プロジェクトチームで要綱案をまとめている。 大阪都構想実現のための地方自治法改正は、手続き法なので、内容はシンプルだ。大阪都構想の中身は、これから検討されていくが、そのためにどのような手続きが必要なのかを定めるのが、法改正の内容になる。普通に考えても、大阪地域で大阪都のための「協議会」を作り、そこで作った中身に対して必