独立系石油・天然ガス生産会社で米2位のアナダーコ・ペトロリアムと、英デナ・ペトロリウムの時価総額は2008年に入って30%以上減少しており、買収の標的となる可能性がある。 両社は、原油やガスの埋蔵地を発見するより買収のほうが割安であることを示している。 アナダーコのニューヨーク市場の株価が年初来で45%下落したことを受け、同社の確認埋蔵資源は株式市場における価値に換算して1バレル当たり6.99ドル、デナの場合は同7.80ドルとなっている。 ブルームバーグが集計したデータによると、これは、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルが07年、油ガス田の発見・開発向けに投資した1バレル当たり12.87ドルを39%以上下回っており、買収を狙う企業を引き付ける可能性がある。 民間の石油メジャー大手5社、シェル、米エクソンモービル、英BP、米シェブロン、仏トタルの9月末時点の現金保有額は820億ド