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ブックマーク / aspara.asahi.com (17)

  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_世界一「京」、次の一手は

    ★「科学面にようこそ」の全バックナンバーへ   ★アスパラクラブ内のブログ一覧へ 朝日新聞科学面のトップ記事と取材後記をご紹介しています。原則、月曜朝刊記事→水曜、木曜朝刊記事→土曜に掲載します。 大阪科学医療グループ・東山正宜、川田俊男              東京科学医療グループ・小宮山亮磨 理化学研究所が富士通と共同開発したスーパーコンピューター「京(けい)」が、世界一の性能を達成した。NECの撤退や事業仕分け、東日大震災の影響を受けながらも計画を前倒しして結果を求めた背景には、1千億円を投じた国家プロジェクトの意地と危機感があった。だが、「京の次」は白紙のまま。米国が巻き返しを図る中、日はスパコン戦略を描けずにいる。 世界一をとった理研のスパコン「京」。電話ボックスほどの計算機を864台つなげる予定で、6月現在、744台が設置されている=21日、神戸市中央区 ◇意地のスパコン

    ruletheworld
    ruletheworld 2011/06/26
    『最大でも1・7万キロワットに抑えられることがわかった。通常の運転なら1・2万~1・3万キロワットですむ。1ワットあたりの計算速度を競う省エネ性能のランキングは昨年11月で4位』 / 筆者の後の文章が邪魔
  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_O111が作るシガ毒素で重症化

    富山県や福井県などで130人以上の患者が発生し、4人が亡くなった焼き肉チェーン店の中毒事件。原因は、生肉に含まれていたとみられる腸管出血性大腸菌O(オー)111とO157だ。重い中毒症状が起こるのは、これらの菌がつくる「シガ毒素」のせいだ。 大腸に棲(す)む菌、という意味で命名された大腸菌。人間をはじめとする動物の腸内にいる常在菌だ。約180種類いる。 人の腸内に常在する大腸菌は、物繊維の消化を助ける、人が作り出せないビタミンKを作り出すなど、人と共生している「善玉」だ。 ところが、牛の腸などにいる大腸菌の一部は人には「悪玉」で、下痢などを起こす。総称して「病原性大腸菌」と呼ぶ。 そのうち腸などで出血を起こし、腎臓が働かなくなる溶血性尿毒症症候群(HUS)や、脳神経が機能しなくなる脳症の原因となることもあるのが腸管出血性大腸菌だ。約40種類ある。 大腸菌は、表面の糖鎖「O抗原」の構造

  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_「神の粒子」またも空振り

    ◇「ヒッグス」、先月下旬に発見騒動 「神の粒子」がついに見つかった――4月下旬、こんなうわさが世界を駆けめぐった。世界中の物理学者が探し続けてきた「ヒッグス粒子」。物質に質量を与える粒子で、発見は現代素粒子物理学の枠組みである標準理論の完成を意味する。うわさは何を意味していたのか。 ◇点検前の資料漏れる うわさは、インターネットに流出した欧州合同原子核研究機関(CERN)の「内部報告」なる文書が発端だった。 CERNは2008年から、ヒッグス粒子を見つける能力があると考えられている大型加速器LHCの運転を行っている。内部報告は、LHCに四つある粒子検出器の一つATLAS(アトラス)がヒッグス粒子が崩壊した結果、飛び出してきた光子のペアと思われる反応を見つけたというものだった。 この反応は理論的に予測されており、計算されるヒッグス粒子の質量も理論予測からそれほど遠くなかったことで、うわさは

  • アピタル_感染症は国境を越えて/高山義浩_被災地に見る美談と醜聞の合わせ鏡

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 時に猛威をふるい、大きな脅威になる感染症について、医師・高山義浩さんが現場レポートをまじえ報告します。 高山義浩(感染症医) 石巻市を中心に震災被災地で活動して帰ってまいりました。宮城県に設置されている災害保健医療支援室というところに所属し、おもに公衆衛生面のお手伝いを2週間ほどしていました。 とくに、私が重点的に関わったプロジェクトは、石巻市における在宅被災者の全戸訪問(関係者は「ローラー作戦」と呼んでいました)でした。 東日大震災による被災後、避難所で生活される方々については、医療的な支援を行うことができる体制が整いつつあります。しかし、自宅で過ごされている方々の健康状態については、その全体像は明らかではなく、かなり重篤になってから医療機関に搬送されてくる方が少なくな

  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_大津波 東電甘い想定

    大阪科学医療グループ・木村俊介、香取啓介、瀬川茂子 ◇「福島」の危険性 90年代から指摘 東京電力の福島第一原発が制御不能になったのは、津波の研究が進歩していたのに、その成果を東電が安全性の検討に生かしていなかったからだ。大津波の襲来は少なくとも20年前からわかっていた。国による古い原発の再審査も、費用を懸念する産業界の反対で遅れていた。 ◇過去に襲来の痕跡 福島第一原発を襲った津波は高さ14メートルを超えた。東電が想定していた5・4メートルの3倍近い。海沿いの施設は壊滅的な被害を受けた。経済産業省の原子力安全・保安院は、非常用の発電機の燃料タンクなどが壊されたと見ている。 約120キロ北にある東北電力女川原発が9・1メートルの津波に備えており、大きな被害が無かったのとは対照的だ。 福島第一原発は、外部からの送電も鉄塔が倒れて止まり、非常用の発電機が動かず、「停電状態」になった。緊急炉心冷

  • aサロン_科学面にようこそ_タイムスリップ 高額に義憤、第2・第3の新薬~世界初のエイズ薬、企業が無断で特許

    タイムスリップ 高額に義憤、第2・第3の新薬~世界初のエイズ薬、企業が無断で特許  [11/02/15] 東京科学医療グループ・大岩ゆり かつて「現代のペスト」と恐れられたエイズ。1985年に世界初の治療薬AZTを開発したのは、当時、米国立保健研究所(NIH)の研究員だった満屋(みつ・や)裕明熊大学教授(60)だった。満屋は続々と2番目、3番目のエイズ治療薬も世に送り出した。AZTを売り出した企業への義憤が原動力だった。 「誰かがやらなければいけないんだから、しょうがないわね。ミッチは、医者なんだし」 和子の一言に背中を押され、満屋は上司から提案されたエイズウイルス(HIV)の治療薬開発に取り組む決意を固めた。ポスドク(博士研究者)として渡米した1年後の84年。33歳だった。同じ研究所のギャロ博士がエイズの原因ウイルスを発見、と発表したばかりだった。満屋の同僚は、危険なHIVを扱いたく

  • aサロン_科学面にようこそ_レアアース 魔法生み出す電子の空席

    東京科学医療グループ・小宮山亮磨 ハイテク産業に欠かせないレアアース(希土類)。少し混ぜると金属の磁力が強くなるといった魔法のような性質は、他の元素とは違う奇妙な原子の構造に秘密があった。安く採れる鉱床がある中国が産出をほぼ独占しているが、その採掘方法は強引で、環境への悪影響が心配されている。 ◇レアアース 磁力や光出す力 ハイブリッド車や携帯電話の振動用のモーター、コンピューターのハードディスクに使われる磁石。テレビや照明、光ファイバー通信……。 多くのハイテク機器に使われるレアアース。磁石材料になるネオジムなど「ランタノイド」と呼ばれる15種類に、スカンジウムとイットリウムを加えた17種類の元素の総称だ。「希(まれ)(レア)」にしか見つからない元素、との意味で名付けられた。 性能を高めるのに重宝される性質は、「磁石の力」と「光を出す力」のどちらかに関係している。 「どちらの力も、レアア

  • aサロン_科学面にようこそ_アカデミアと軍事(4) 民生との境、増す矛盾

  • aサロン_科学面にようこそ_アカデミアと軍事(3) 研究現場訪ね、助成判断

    アカデミアと軍事(3) 研究現場訪ね、助成判断  [10/09/26] 東京科学グループ・小宮山亮磨、松尾一郎 メガネ越しにのぞき込んだコンピューター画面に、立体表示された緑色の銅鏡。空中に浮かんだように見える鏡の表面を、手に持った特殊なペンでつつくと、ゴンゴンと金属音が響く。文様のでこぼこした感じがペンを持つ指先に伝わってくる。ペン先を使って鏡をひっくり返すと平らな鏡面が現れた。表面をなでると、さびてザラザラした質感がリアルに伝わってきた。 情報通信研究機構(NICT)の安藤広志博士(認知脳科学)らが開発した多感覚インタラクションシステムだ。 これが米軍の興味を引いた。2008年11月、空軍のアジア宇宙航空研究開発事務所(AOARD)関係者2人が、京都府にある研究所を訪ねてきた。安藤さんが応対し、システムの説明をした。 訪問の経緯は報告書にまとめられ、米国防総省に提出された。アジア各地の

  • aサロン_科学面にようこそ_アカデミアと軍事(2) 学会の対応まちまち/複雑化する軍・民の境界

    アカデミアと軍事(2) 学会の対応まちまち/複雑化する軍・民の境界  [10/09/17] 東京科学医療グループ・小宮山亮磨、松尾一郎 沖縄県宜野湾市で2006年7月、ロボット関連の研究者を集めた国際学術会議が開かれた。スポンサーには、米国の陸、海、空軍関係の研究機関と並んで日学術振興会(学振)が名を連ねた。米軍が約140万円、学振は約330万円を助成した。 会議のテーマは、無人偵察機などへの応用が期待される、米軍が強い関心を寄せる分野だ。 学振は助成の審査方針で「軍事にかかわる研究は支援しない」と定める。それが米軍との「共同スポンサー」になったのはなぜか。 学振国際事業部は「外部の研究者による書面審査と合議審査を行い、会議の内容が軍事研究に当たらないと判断した」と説明する。助成を求める学振への申請書類では、他のスポンサーとして米海軍研究局が示されていたが、問題視されなかった。学振は「他

  • aサロン_科学面にようこそ_アカデミアと軍事① 米軍基地経由で研究費

    アカデミアと軍事① 米軍基地経由で研究費  [10/09/10] 東京科学医療グループ・松尾一郎、小宮山亮磨 半導体レーザーを使って障害物を把握する測域センサーや、姿勢を制御するためのジャイロセンサーを積んだロボットが走り続ける。描き出された地図や、搭載されたカメラが撮影した映像が、監視・制御用のパソコンの画面に映し出される。基機能は、アフガニスタンなどの戦地に投入されている爆発物探知ロボットと変わらない。 千葉大学の野波健蔵副学長(工学部教授)のチームが開発したロボットだ。8月、朝日新聞の取材に応じ、大学構内でデモンストレーションを見せてくれた。 千葉大の自動ロボット=8月、千葉市稲毛区 ◇多くの国立大が契約 副学長は米国出身の同大特任教授とつくった「チバ・チーム」として、米軍とオーストラリア軍が主催する軍事ロボットコンテスト「MAGIC2010」の予選に参加した。このロボットはその

  • aサロン_科学面にようこそ_アカデミアと軍事(5)完 手探り続く研究モラル

    「ワイアード・フォー・ウオー」(戦闘準備完了) 米国で昨年、1冊のが主要各紙の書評で取り上げられ、話題になった。 アフガニスタンやイラクの戦地に攻撃能力を備えたロボットが配備され、米国土からの遠隔操作で「兵士」として戦う。時には誤って市民の命も奪う。 著者のピーター・シンガー・米ブルッキングス研究所上席研究員はそんな現実をもとに、ハイテクが変えた現代の戦争の危うさを指摘した。米国でも、ハイテクの源泉はアカデミアにある。同書は、マサチューセッツ工科大学(MIT)から生まれたベンチャーのアイロボット社が、軍の委託で開発した機体「パックボット」を、代表的な軍事ロボットの一つとして紹介した。 政府の研究開発予算の6割が軍事に絡むほど、軍とアカデミアの関係が緊密な米国でも、シンガー氏のように両者の接近がもたらす影響を懸念する研究者はいる。 今月上旬、アイロボット社の会見が都内であり、主力商品の掃

  • 医師不足の大きな要因、専門分化に疑問

    今回は、大阪府の70代男性からご質問をいただきました。 「高齢になると内科でも、消化器、循環器などいろいろ病気を患うのが当たり前になり、いわゆる家庭医(かかりつけ医)が必要です。しかし、近頃の医療教育は極めて専門化しつつあるようで、たとえば循環器科では消化器の治療は『専門外』だと診てもらえないとのことです。過疎地医療の観点からも誤った方向へ進んでいるように思えます。このような状況を変える動きはないのでしょうか」 まったくおっしゃる通りです。消化器専門医も「消化器全般」ならまだいいのですが、肝臓専門とか、胃・大腸の内視鏡専門とか、もっと狭い専門医もいます。 医療が進むと、高度な技術や知識が要求されます。習得に時間がかかれば、いくつも兼ねることは無理になります。万一、自分の自信のないことをして事故が起き、患者さん側から訴えられたら大変と考えると、手を広げたくない気持ちもわかります。「専門医がい

    ruletheworld
    ruletheworld 2010/10/16
    『国民の強い要求』 ほう、それでは、田舎に住む贅沢を享受しながら専門科の受診をしたいなら、それを実現するのに必要なコストは自己負担でねという要望をww
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その5) 普及団体に最低限の社会責任を

    皆さま。日頃のご関心とご助言、ご批判に感謝しております。 日学術会議を筆頭に、各団体によるホメオパシーへの問題提起が相次いできました。岡崎記者とともに25日の朝刊で、その背景まで含めて詳報できたのは、情報をメールでお送り頂いた皆さま、書き込みを頂いた皆さま、そして、もっと多くの関心を持ち続けてこられた皆さまのおかげに、ほかなりません。改めて感謝の念を伝えさせて頂きます。 【朝日新聞の一連の記事・記者ブログはこちらからご覧いただけます】 さて、日学術会議(会長談話のPDF)。ホメオパシーが科学的には「効果がない」ことを、公共性が極めて高い機関としては初めて、宣言したという意味で、大変意義があったと思います。特に、ホメオパシーをまだよく知らない多くの方々に、「頼ることで、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性」を指摘し、注意を促した点は大きいと思います。 ただ、会長談話には多少、残念に

  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシー療法、信じる前に疑いを:

    ホメオパシー療法、信じる前に疑いを  [10/08/03] 東京社科学医療グループ  長野 剛 「私はホメオパシーを使っています。実際に良さも悪さも実感しています」 そんなお便りを頂きました。7月31日付の朝日新聞土曜別刷り「be」に書いた「問われる真偽 ホメオパシー療法」に対してです。 ホメオパシーとは、欧州生まれの代替医療で、最近、国内でも流行りつつあります。記事は「効かない」ことを示す報告や、効くと信じて使った結果、重大な健康被害を受けた例があるとみられることを報じたものです。 ですが、お便りをくださった方のように「実際に使った。効いた」という意見は、インターネットでもよく見ます。 あえて言います。あなたが自身の経験で「効いた」というのは、客観的な根拠には全くなりません。実は、放っておいても治ったかもしれない。ホメオパシー以外で受けている通常治療のおかげかもしれません。 実際に「効

  • aサロン_科学面にようこそ_科学への信頼性回復問う

    科学への信頼性回復問う  [10/03/05] アメリカ総局・勝田敏彦      ◇米科学振興協会 「社会への橋渡し」テーマに総会◇ 欧米で、科学への信頼が揺らいでいる。「科学者は当のことを言っているのか」「研究は正しく行われているのか」。そんなことを思う人は少なくない。そのきっかけになったのは気候変動研究を巡る一連の問題。2月、「科学と社会の橋渡し」をテーマに開かれた米科学振興協会(AAAS)総会でも大きな話題となった。 「科学の正直さと透明性を確保するには」というテーマで開かれた記者会見=2月19日午後、米サンディエゴ、勝田写す          ◇非難招いた対話能力の欠如◇ 「1年前、私たちはとても楽観的だった。オバマ米大統領は、科学を『元に戻す』と宣言し、科学者を政権要職に指名した。だが今、米国の地球温暖化対策法案審議は行き詰まり、クライメートゲート事件や、気候変動に関する政府間

    ruletheworld
    ruletheworld 2010/03/09
    愚民が勉学に励んで理解するのではなく、愚民さまに納得まで与える責任を科学側に持てと言うのなら、それなりの予算が必要だが出せるの?プリウスリコールしろと喚くような虫の脳みそ相手に何を言っても無駄
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