国土交通省のOBが空港施設の運営会社の取締役だったおととし、役員会議で自身を副社長にするよう要求し、その後、選任された過程について、会社は問題があった可能性があるとして独立した検証委員会を設置することを決めました。 東京 大田区の企業「空港施設」によりますと、国土交通省で東京航空局長などを務めた山口勝弘氏は、取締役だったおととし5月の役員会議で、国土交通省の意向と受け止められかねない発言をしたうえで、自身を副社長にするよう要求したということです。 翌月、経営陣の候補を選ぶ指名委員会が開かれた際に、このいきさつの報告がないまま、副社長への就任が決まったということで、会社は選任過程に問題があった可能性があるとして、外部の大学教授と弁護士による独立した検証委員会の設置を決めました。 山口氏は今月3日に副社長を辞任していて、検証委員会ではそのいきさつも確認し、今月中をめどに報告書をとりまとめるとい