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ブックマーク / tadanorih.hatenablog.com (4)

  • 「反対するなら代案を出せ」でダメになってしまった運動 - 虚構の皇国

    もはや死語となったが、かつて「同情するなら金をくれ」という流行語があった。これは簡単に言って「カネを出さないおまえに同情なんかされたくねえよ」という非常に甘えきった、拗ねた物言いなんだが、この語と前後してはやった「反対するなら代案を出せ」にもまた同様の腐臭を感じざるを得ない。 「反対するなら代案を出せ」というイデオロギーは、1992年のPKO法案のときに言われはじめたように記憶している。 PKO反対派は《「国連の下での和平」に日自衛隊で介入する》という枠組み自体に反対していたのに、代案を強要されることによって、安保理で作られた既存のカンボジア和平の土俵にまんまとのせられた。のせられたのは、これまで平和運動をひっぱっていた社会党(当時)・共産党で、彼らはズブズブと「国連の下での和平」を認めることとなった。「国連中心主義」とかと言い訳しながら、ね。(その結果、映画『ブラックホーク・ダウン』

    「反対するなら代案を出せ」でダメになってしまった運動 - 虚構の皇国
    tappyon
    tappyon 2012/06/11
    代案論法
  • 青紙応召 - 虚構の皇国

    青紙応召 前線への誉の赤紙応召と国内生産戦線への晴の白紙応召の他に青紙応召といふのが昭和十八年七月八日から新しく生れた。これは企業整備によつて浮かぶ労力に対してさきに公布された「従業者の雇入れおよび就職命令」に基づき地方長官が休廃止工場の従業に手交する青紙の“就職命令書”である。決戦下に職場の労務者が寸時といへども退職金などで徒するなどといふ事は許されないことだが、当局の指導勧奨にどうしても応じない揚合には厚生大臣が指定する重要工揚に就職するやう地方長官が指導所長を通じてこの就職命令書を人に手交し、指導所で係官立会の下に人と指定工揚主との間に就職條件を決定することになつてゐる。 『大東亜時局語』朝日新聞社、昭和19年 「赤紙」は有名だが、「青紙」というものもあった。文中にもあるように文字通りの「就職命令書」で、「決戦下に職場の労務者が寸時といへども退職金などで徒するなどといふ事は許

    青紙応召 - 虚構の皇国
  • 軍歌ヱホン「父よあなたは強かつた」 - 虚構の皇国

    ジャンク品としてタダ同然の値段で入手した『軍歌ヱホン 父よあなたは強かつた』(春江堂、昭和15年)をアップします。『世界軍歌全集』刊行奉祝翼賛企画でありますw 春江堂の「軍歌ヱホン」シリーズに収められているのですが、この曲は正確には戦時歌謡と呼ぶべきなのかもしれません。朝日新聞が一般公募した歌であるとか、もうみなさんご承知でしょうからくどくど書きません。戦死した父を想う歌詞ですが、絵として展開されると、銃後と前線の情景が時空を飛び越えて並列されて描き出され、その情景のギャップに感動を呼び起こすような仕掛けになっています。最後は、《桜の靖国神社》→《遊就館》→《忠霊塔》というお約束の流れになっています。 で、特筆すべきなのは春江堂のこのシリーズお得意の「はみだし欄」にある“一行説教”なのであります。 ・お母様への言葉――お子様にかう話して下さい。貴方達のお父様はお強いのです。お国の為に立派

    軍歌ヱホン「父よあなたは強かつた」 - 虚構の皇国
  • 今だから読みたい原子力関係の2冊 - 虚構の皇国

    財団法人日原子力文化振興財団という香ばしい団体がある。 当団体のWEBサイトによると 日原子力文化振興財団は、原子力の平和利用に関する知識の普及啓発を行い、その必要性についての認識を高め、原子力が明るい文化社会の形成に寄与することを目的として、昭和44年(1969年)7月に設立されました。 地球環境への負荷の小さいエネルギーである原子力に、国民の積極的な支持と協力を得るためには、きわめて幅広く、かつ多岐にわたる活動が求められます。当財団は、発足以来、設立の趣旨にのっとり、多種多様な事業を展開し、原子力への理解を深め、不安や疑問を払拭していただくための努力を続けてまいりました。 ――なのだそうで、「原子力文化」なる特異な概念を駆使しつつ、いろいろと不思議な活動を続けている。こんな財団法人はいつ無くなってもおかしくないので、今のうちに入手しておくべき同団体の出版物を2冊紹介します。 原子力

    今だから読みたい原子力関係の2冊 - 虚構の皇国
    tappyon
    tappyon 2011/04/11
    財団法人日本原子力文化振興財団
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