この本で、レヴィが残したかったのは、ネガティブで、不快で、憂鬱なことではありません。その真逆なのです。ウイルスは、潜む場所、満たしてくれる場所を探しています。それに対し、私達は保護的バリアを作ることができます。心理的「免疫」を強化し、利己に感染しないようにすることが可能なのです。 この考えについて深くみていきましょう。 ウェティコ、人間の利己、カール・ユングの影の概念歴史家ジャック・フォーブスは、著書Colombus and Other Cannibals の中で、非常に興味深いことを説明しています。先住民が、初めてヨーロッパの旅人と出会ったとき、ネイティブアメリカンは、彼らはウェティコに感染していると言ったと言います。カナダのクリー族が、初めてこの概念を使いました。オジブワ族などは、周知されている「ウィンディゴ」という言葉をすでに使っていたようです。 どちらにしても、白人や「文明人」のも