二日酔い明け・外で食べるカップ麺(林雄司) カップ麺はなんといっても二日酔い明けである。 二日酔いの朝、頭と胃のもやもやが消えて、そこに現れる純粋な空腹にカップ麺の合成的なうまみをぶつけるのだ。 ワインを鯨飲したあとコンビニで翌朝用のカップ麺を選ぶ 家に帰ったあともまたレモンサワーを飲んで寝た。 翌朝、胃はもやのなかだった。しかしやがてもやが晴れてつるんとした空腹が現れた。カップ麺タイムである。 「カップラーメン」という企画だったのに、うどんを買っていたことに気づく この湯気!と思ったが写ってなかった しかもだ。今回はただの二日酔い明けではない。外で食べるのだ。 バルコニーである。こんな贅沢しちゃっていいのだろうか この日の東京は気温17度。急に秋の空気になってキンモクセイがいっせいに香り始めた。この季節こそ、二十四節気で言うところのカップ麺を外で食べるとうまい季節だ。 もちろん二十四節気