This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.
リンク先をみていただければわかると思うが、プロモーションってのは、セカンドライフ内で架空の広告・販売合戦を展開するというもの。エキストラ(のアバター)を応募者から抽選から選んで、上野樹里さん(のアバター)出演のCMロケも行うとか。 他の多くのセカンドライフマーケティング事例と同様、基本的に、セカンドライフ内で何かやって、それをリアルのメディアで伝えていこうというものだな。それだけなら別にわざわざ私のところまでプレスリリースを送ってくることもなかろう。マスメディアに流しとけばいいわけだ。 今回の場合、キモはエキストラ募集だ。きっと、「健康に気を使い、新しもの好きの大人が多いセカンドライフユーザー層の関心を高めることで効果的なマーケティングを展開」云々みたいな話を企画の人がしたにちがいない。エキストラの募集はセカンドライフユーザーに届かなきゃ意味ないから、ユーザーとわかってる私のところに送って
この本は、著者のフィールドワーク(というより「実体験」といったほうが適切かも)に基づいて、庶民、もっというと下層の庶民の民俗を綿密に記録している。民俗学というと柳田國男が有名だが、この人の書くものはすべて柳田民俗学に対する強烈な批判がちりばめられている。本書のタイトルにある「非常民」も、柳田のいう「常民」に対する概念。そんなきれいごとなわけねぇだろアホ、みたな敵意むき出しだし、水平社運動にも関わっていたとかで思想性もけっこうアレだったりするから、主張部分は「部外者」にはちょっと引くものがあるが、それはおいといても事実部分はとても参考になる。 この赤松啓介という人は、他にも「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」なんかが知られているが、本書にもその手の話はけっこうたくさん出てくる。「国家の品格」「美しい国」一派の皆さんのような生まれのおよろしい方々には見えなかったのだろうが、ここに描かれたような、
昨年、ナンバーポータビリティの予測市場を試してみたのだが、証券の設計がいまいちだったし、何より取引が盛り上がらなかったこともあって、予測市場としては完全な失敗に終わった。いってみればまあ「リベンジ」なわけだが、今回のものも、そのときと同じく、inklingのサービスを使って開設したもの。4月8日いっぱい(西海岸の時間では同日朝まで)開設している予定。 トップ画面はこちら。初めての方はまず、青い大きな丸ボタンを押す。 するとこの画面が出るので、右上にある「sign up」でアカウント作成を。クリックすると「enter your e-mail address:」と出るので、そこのアドレスを入れて横の「send」を押すと、そのアドレスにメールが届いてアカウント登録ができるという、おなじみのしくみ。 作った予測市場は「2007年4月8日に投票日を迎える東京都知事選挙における各候補の得票シェアは?
またも時事ネタ。まずはこの記事を。これはこの一件に関連するものだ。これらをお読みいただきたい。ぜひ熟読いただきたい。 この件は政治的な色彩を帯びているので一応念のため書いておくが、これは特定の政党に対する支援でも同調でもない。単に、この会社の代表取締役会長が、例の「希望の国、日本」ビジョンを打ち出した日本経団連の会長であるという事実について書きたかっただけだ。 「希望の国、日本」ビジョンについては、前にもとりあげたことがある。そのときは主にアクションプランについて書いたのだが、145ページもあるから、他にも内容が盛りだくさんだ。これがまた、上記記事の内容を踏まえるとなんとも示唆的に思われるので、ちょっと抜き書きしてみる。 強調したい部分には下線を引いて太字にしてみた。 第2章「めざす国のかたち」の「2 開かれた機会、公正な競争に支えられた社会」から。 「希望の国」は内外に開かれた挑戦のフロ
全文はこちら。145ページある。そんなの読んでらんないという人には、こちらの概要を。 うじゃうじゃいろいろ書いてあるんだが、要するに何やるのよというあたりは、最後のアクションプログラムにまとめられている。 「希望の国」を実現するため、2011年までに取り組むべき具体的な課題は次の通りなんだそうだ。 (1)イノベーションの推進 (2)高度人材の育成 (3)生産性の向上 (4)需要の創出・拡大 (5)金融市場の活性化 (6)環境・エネルギー政策 (7)WTO体制の維持・強化 (8)FTA/EPAの締結推進 (9)経済協力の戦略的な展開 (10)行財政改革 (11)社会保障制度改革 (12)税制改革 (13)道州制の導入 (14)労働市場改革 (15)少子化対策 (16)教育再生、公徳心の涵養 (17)CSRの推展開、企業倫理の徹底 (18)政治への積極的参画 (19)憲法改正 実際にはこれらの
まさか防衛庁のサイト(しかもトップページの上のほうだ)で「ちゃん」づけのものに出会うとは思わなかった。しかも「ツアー」で「参加者募集」ときてる。 いったい何だ?と思ってリンク先を見ると、要は、女性のための自衛隊隊内生活体験ツアーだった。しかも対象は20歳代女性限定。「自衛隊での生活、隊員との交流などを通じて、ありのままの自衛隊を実感してみませんか」だそうだ。概要はこちら。 対象: 日本国籍を有する20歳代の女性(OL、学生等)×約30名 ※ 平成16年4月1日現在で20歳代の女性 期間:平成17年8月4日(木)~5日(金)〔1泊2日〕 場所:海上自衛隊武山地区、横須賀地区(神奈川県横須賀市) 体験の概要: ・訓練体験(基本教練など【短艇漕法、手旗、結索など】) ・装備品などの見学 ・基地施設見学 ・自衛隊施設での宿泊、体験喫食 ・隊員との懇談 など ※ 状況により、一部変更する場合がありま
本自体については、なにせ読んでないので知らない。GDP1000兆円といえば現在のほぼ倍だから、現代版「所得倍増計画」みたいなものなんだろうか。どなたか読んだ方の解説を待とう。私が興味深く思ったのは広告のほうだ。何がすごいって、帯にも出ているが、「日本人すべてが『中流の上』に!」というキャッチフレーズ。 こんな感じ↓ アマゾンをみたら、こんな感じの本らしい。 GDPが2倍になる必然/増税はかぎりなくゼロに/財政再建を成功させる「黄金比」/借金を増やさず成長する路線/わずか0.9%の差が変える未来/名目4%成長の実現性/100年に1度のチャンスをつかんだ国/有望分野が目白押し/均衡ある発展から分権国家へ/官僚との凄まじい攻防戦の始まり/道州制で生まれる地方の活力/官民の待遇格差をどう解消するか/地方公務員も聖域ではない/利益誘導政治の終わり/潮目の変化は大チャンス 内容(「MARC」データベー
いわゆる「網野史観」というのがある。2004年に亡くなった歴史学者網野善彦氏らが提唱した、権力者よりむしろ民衆に注目する歴史のとらえ方、とでもいえばいいだろうか。歴史学者の間ではいろいろな見方があるらしいが、現存するさまざまな資料と整合的なところがたくさんあるし、少なくとも素人である私の目から見れば、「えらい人々」の歴史よりよほど面白く説得力がある。 この本は、網野史観にも似た「民衆からの視点」をもって戦国時代を見たもの、といえる。戦国時代というと、私たち素人はつい、合従連衡とか下克上とか、天下統一へ向けた武将たちのドラマとかロマンとかみたいなものばかり思い浮かべてしまう。その「陰」で民衆は泣いていたのでは、なんて想像する人も多いだろう。戦乱の世にあって、家族との平和な日々を夢見ながらも横暴で権勢欲旺盛な君主に駆り出され泣く泣く戦場へ、なんて今ふうに考えてしまいがちだが、とんでもない。そん
9月2日に行われたオーマイニュースのシンポジウムの録音ファイルを公開。素人録音なのでノイズとかもけっこう多いが、なんとか内容は聞き取れるのではないかと思う。 正確には「podcasting」ではない。要はMP3ファイルをアップロードした、ということだ。iPodを持っていない人もいるだろうから、このほうが都合もよかろうと。というか、私自身がiPodを持っていないので。 本来はネット中継とチャットを入れる予定で、ぎりぎりまで早大の境研究室の方々ががんばったのだが、技術的な理由でできなかった由。 途中で鳥越編集長が退席した。そこまでを「Part I」とでも呼んでおく。ココログの仕様なのか、元のままのサイズのファイルは受け付けなかったので、録音を3つに分割してある。一応切れ目を選んだつもりだが、区切りのいいタイミングとは限らない。「素人芸」なのでご容赦。 Part I-1 Part I-2 Par
当然の話だが、無料のネットサービスは、ユーザーにとって維持費がかからない。だから1人がいくつもアカウントを持ってたり、アカウントを作ったはいいが放置されてるなんてケースも多い。それはそれでいろいろあるわけだが、今回気になったのは、ユーザーが亡くなった場合だ。この種のサービスはたいていパスワードで保護されてるし、そもそも存在すら知られてないケースも多いだろうから、他人が勝手に「遺品」を整理することはあまり期待できない。となると、ユーザーの死後、ブログやらSNSのページやらは、そのまま残されることになるのではないか。それどころか、ブログペットみたいな自動書き込み機能がついたツールが導入されていた場合には、主なきまま更新され続ける、なんてことも充分考えられる。 このあたりから、妄想が広がった。イメージしたのは、墓地。もし死んだ人の数だけ墓を作っていったら土地がなくなる、なんて冗談がある。実際には
白状するが、私の家のテレビはUHFが映らない。というわけで東京MXテレビも見たことがない。「Blog TV」については放送開始以来、界隈で話題になっていたわけだが、そういうわけで見ていない。YouTubeにビデオがアップされててそれを見た、という話もどこかで聞いたが、今見たら見つからない。 出演に関する話をメールでやりとりしてる中で、スポンサー(なんだよね?)のテクノラティの方にそのYouTubeの話を出したら、 Youtubeにアップする予定なのですがまだアップできていません。 なんだそうだ。すでに番組前後の様子はアップしてて(発見できない!なんで!?)、そのうち本編もアップしてしまおうということらしい。 他のテレビ局のことを詳しく知っているわけではないのだが、スポンサーがスポンサーであるとはいえ、作ってる側が番組をYouTubeに上げちゃうケースは聞いたことがない。アメリカではNBCが
自民、公明両与党の教育基本法改正に関する検討会が、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」とすることで合意した由。この件についてはいろいろ言いたいことはあるが、今ちょっと時間がないので、とりあえずこの一点だけ。 愛国心条項をまっさきに盛り込むべきなのは、むしろ国家公務員法なのではないだろうか。 国家公務員法をぱらぱらと見渡した限りでは、「愛国心」を規定した条項はないようにみえる。最も近いのは、「服務の根本基準」を定めた第96条だろうか。こんな規定。 (服務の根本基準) 第九十六条 すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。 ○2 前項に規定する根本基準の実施に関し必要な事項は、この法律又は国家公務員倫理法 に定めるものを除いては、人事院規則でこれを定める。 まあいいたい
各報道機関がいっせいにこの件を報じている。ちょっとぐぐるとニュースが全部で84件ヒットして、こんな感じ。そのぐらいの「ニュースバリュー」はあるということのようだ。 で、この中で朝日新聞社のは?と思ったら、これ。 「長男の起訴で本社社長がコメント発表」 あれ?逮捕の事実を報じたニュースがない。今朝の朝日新聞にもこの記事は出ていなかったような気がする。他の報道機関にとっては「新しい情報」だったが、朝日新聞社にとってはもう「新しい情報」ではなかった、ということなんだろうか。同社のサイトをみると、「ジャーナリスト宣言。」のページに、同社社長のメッセージが載っている。ちょっと引用する。 心新たに、いっそう丹念な取材と正確・公正な報道に努めます。とくに、隠れたニュースを掘り起こす調査報道を充実させます。 「公正な報道」。「隠れたニュースを掘り起こす」。これらを掲げた「ジャーナリスト宣言。」を今こそ現実
この協会(任意団体らしい)がなんとも不思議ちゃんであるというあたりはあちこちでさんざん書かれているので、ここで繰り返すまでもないのだろうが、いったい何をしたいのかわからん、ということだけは私も書いておきたい。当面役員はおかないみたいだから天下り目的でもないみたいだし。1年間だけってことは予算取り目的なんだろうか。ならば今の時期に立ち上げておくことにも意味があるかも。ひょっとして、今年度予算の余りを使い切るための企画だったりして? ともあれ、「活動内容」に書いてあることはやろうとするんだろうな。 1) 啓発活動:会員を対象としたブログに関する講演会やシンポジウムの開催等 2) 表彰活動:会員投票によるビジネスブログの優秀事例の表彰等 3) 研究活動:会員有志によるブログの役割・市場動向・将来予測等の理論的分析等 4) 調査活動:会員の協力による意識・利用動向アンケートの実施・集計・公表等 5
民主党の高山さとし議員の質問に対し、衆議院事務総長が答えたもの。曰く: ・会期終了後1年間で削除している。 ・衆議院の正式な記録は議事録であり、映像はあくまで参考である。 ・動画では、不規則発言に対する対応も充分にはできない。 ・サーバの容量の問題もある。 ・映像の取り扱いには議運で決まった方針に基づいて行っているので、改めて決めてくれれば対応する。 高山議員の質問内容によれば、衆議院ではいったんサーバ増設の予算申請をしながら、その後取り下げたらしい。つまり、保存期間を延長させまい、あるいは短縮しようという「誰か」の意向が働いたということだ。 「不規則発言」を後で修正するという点に関しては、正直言って削除したり修正したりする必要はないと思う。そもそも国民の代表として選挙で選ばれた代表が「神聖なる議場」において語ったことばだ。それが何であれ記録しておくべき重みのあることばだし、議場において記
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