いまだぎくしゃくとしたままの中国や韓国との関係性。ジャーナリストの田原総一朗氏は解決の糸口が見えないこの東アジア近隣諸国との外交問題に頭を抱える。 * * * どうも、私たち日本人は、お隣の中国や韓国とつき合うのが苦手中の苦手である。歴史的に苦手なのだ。例えば、昭和の時代に日本が最も長く戦争をした相手国は中国だが、8年間という長い期間、なぜ中国と戦争しなければならなかったのか、さっぱり分からない。 さらに、日本は1910年に韓国を併合した。つまり植民地にしたわけだ。韓国に対しては、どんな理屈があったにせよ申し訳ないとしか言いようがない。だが、率直に言って、韓国を併合して、いったい、日本にとってどのようなメリットがあったのだろうか。 日本が併合しなければ、ロシアの支配下となった? あるいは、中国の支配下となった? しかし、韓国を独立させ続けるためならば、併合以外にも方策があったのではない
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