【浦添】浦添市の住民基本台帳と税務を管理するシステムで、断続的な不具合が生じ業務に支障が出ていることが29日分かった。市情報政策課によると、処理能力が落ちる不具合を最初に確認したのが今月22日で、その後も断続的に発生している。 住民票や納税証明の申請窓口では、サービスの利用に、通常より最大10分超の待ち時間が生じ、苦情が出ている。 担当者は「サーバーに負荷がかかり、リスポンス(反応)が落ちている」と説明。不具合は一時的なものでその後は平常に戻るが、根本的な原因の究明には至っていない。 同市では今年3月、5年ごとの基幹システムの見直しで、電子政府分野で高い技術力を誇る韓国「サムスンSDS」のノウハウを搭載した新システムを稼働させたばかり。 システム更新との因果関係について、担当者は「想定の範囲外」と話しており、事態を重く受け止めている。技術者やメーカーに事実関係を報告、分析を