古代アテナイ。 民主化、経済の発展に伴う貧富の格差拡大、貧困層の債務奴隷。改革による貴族特権の崩壊によって陶片追放制度と五百人集会が設置される。 正義、名声、財産がある者が僭主となるのを民衆が防ぐ制度。ただし匿名。政治の主体は市民となるが、匿名の市民は名声のある者に隙ができると陶片を放り込む。 煽動の技法が確立すれば、デマに踊った市民が匿名で投じた陶片によって有能な者、有為な者らを追放することはたやすい。 ただし追放されたからといって財産を奪われるわけでも市民権を失うわけでもない。本当に力のあった者は陶片追放を受けても追放期間が過ぎ去ると通常通り活動していた。
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