原油価格の記録的な安値が、世界経済を揺るがしています。 一昨年(2014年)、1バレル=100ドル台だったニューヨークの原油先物価格は、今年(2016年)に入り、一時26ドル台まで急落。 およそ12年ぶりの安値を更新しました。 原油価格の下落は、産油国の経済を直撃。 サウジアラビアでは財政赤字が11兆円を超える見通しとなり、ロシアでもルーブル安で急激なインフレへの不安が広がっています。 シェール革命によって最大の産油国となったアメリカでも、多くのエネルギー企業の経営が悪化。 大量倒産への懸念が広がっています。