ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labのユージーン・カスペルスキーCEOは11月10日(現地時間)、米Microsoftが「Windows 10」で自社のセキュリティツール「Microsoft Defender」をサードパーティー製セキュリティソフトより優遇しており、これは自社の市場における独占的立場を悪用しているとして、ロシアと欧州各国当局に申し立てたと発表した。 カスペルスキー氏は自らを巨人ゴリアテに立ち向かうダビデに見立て、巨人Microsoftの横暴に立ち向かうと語った。 同氏は、幾つかの問題点について説明している。 Windowsの旧版からWindows 10へのアップグレードでは、Windows 10との互換性のないインストール済みのソフトは自動的に無効にされる。セキュリティソフトも例外ではなく、互換性のないセキュリティソフトは警告なしに自動的に無効にされ、代わりに