「神」という言葉に人はいろいろな意味を与える。日本人の場合は、西洋キリスト教あるいはイスラム教のような絶対神は、随分と欧風化したはずの若い世代にもなじまない。というか、戦後70年以上も欧風化を続けているはずの日本なのに、それが日本にはなじまないという歴史を築いて来た。それがいいことか悪いことかわからないし、そもそもそういう問題でもないのかもしれない。他方、日本人にとって「神」というのは、八百万の神のように、あるいはギリシア神のように基本的に多神教的な神である。さらにネットでの用法では(これは現代米国などでも同じ面があるけど)、「ありえないほど優れた人や、自分にとって奇跡的にベネフィシャルな人」という意味もある。いずれも絶対神的な観点からは、聖人に近いだろうが、「人」にすぎない。それでも、と、私は日本人として歳を取ってきて思うのは、そういう日本的な神になじむわけでもないが、ある種の人生の知恵
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